マインツの武藤(右)がチーム3点目のゴールを挙げた [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第3節が18日に行われ、日本代表FW宇佐美貴史の所属するアウクスブルクと同FW武藤嘉紀の所属するマインツが対戦した。
前節、敵地でブレーメンに逆転勝利し、今シーズン初勝利を挙げたアウクスブルク。今節は、ここまで未勝利のマインツをホームに迎えた。宇佐美と武藤の日本人ストライカーはともにスタメン出場を果たすことができず。宇佐美はリーグ2試合ぶり、武藤は同3試合連続のベンチスタートとなった。
試合開始早々7分、マインツが先制に成功する。CKのチャンスを獲得すると、ユヌス・マッリの蹴ったボールにジョン・コルドバがヘディングシュート。これがゴール右隅に突き刺さり、ネットを揺らした。
1点を奪われたアウクスブルクは27分、右サイドでボールを持ったポール・フェルヘーフが中央へカットインし、そのまま左足でミドルシュートを放つ。しかしボールはクロスバーの上へ外れた。結局前半はこのまま終了。マインツが1-0とリードしてハーフタイムを迎える。
後半に入って59分、アウクスブルクはエリア内へ走り込んだク・ジャチョルが左サイドからのクロスをボレーで合わせた。しかしGKヨナス・レッスルがボールをキャッチし、得点を許さない。
続く61分、アウクスブルクのマルティン・ヒンテレッガーが味方のミドルシュートをエリア内でトラップ。そのまま体を反転させて左足のシュートを打った。だが再びGKレッスルがセーブし、ネットを揺らすことはできなかった。
押され気味のマインツは67分、コルドバに代えて武藤をピッチへ送り出す。
それでもアウクスブルクの勢いは止まらない。73分、敵陣でボールを奪い、ピッチ中央でフリーとなったコンスタンティノス・スタフィリディスがパスを受ける。スタフィリディスは迷わず左足を振り抜くと、ボールはゴール右下へ突き刺さった。アウクスブルクが同点に追いつく。
直後の75分、マインツは左サイドからダニエル・ブロジンスキがクロスを供給し、エリア内のマッリが頭ですらした。するとボールは右サイドネットへ吸い込まれ、再びマインツがリードを奪う。
さらにマインツは81分、レヴィン・エズトゥナリがエリア右からグラウンダーのクロス。これはDFに防がれるが、こぼれ球に反応した武藤が左足アウトサイドでゴールへ流し込み、リードを広げた。
試合はこのままタイムアップ。マインツが3-1でアウクスブルクを下し、リーグ戦初勝利を挙げた。なお、武藤は試合終了までプレー。宇佐美に出場機会はなかった。
次節、アウクスブルクはレヴァークーゼンと、マインツはブレーメンとそれぞれアウェーで対戦する。
【得点者】
0-1 7分 ジョン・コルドバ(マインツ)
1-1 73分 コンスタンティノス・スタフィリディス(アウクスブルク)
1-2 75分 ユヌス・マッリ(マインツ)
1-3 81分 武藤嘉紀(マインツ)
By サッカーキング編集部
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