ブンデスリーガ第8節が22日に行われ、日本代表MF香川真司の所属する5位ドルトムントは最下位インゴルシュタットとアウェーで対戦し、3-3で引き分けた。
1分け6敗で最下位に沈む相手に先に2点のリードを許すという不覚を取ると、後半アディショナルタイムにアメリカ代表MFクリスチャン・プリシッチが決めてなんとか勝ち点を拾った。
前節に続き引き分けたことで3試合勝利から遠ざかるという不甲斐ない結果に、地元紙『Westdeutsche Allgemeine Zeitung』の試合後採点も、後半からの出場ながら1ゴール1アシストを決めたプリシッチに「2.5」をつけた以外は、「5」と「4.5」が3人ずつ、「4」が6人と、ほぼ全員に不合格を突き付けた。(ドイツ紙の採点は最高1点、最低6点)
チャンピオンズリーグ・グループステージ第3節のスポルティング戦に続き、リーグ戦では開幕戦以来7試合ぶりのスタメンの座を射止めた香川は、スペイン代表DFマルク・バトルラ、韓国代表DFパク・チュホとともに最低点の「5」となった。
寸評では、「攻撃で決定的なアクションがなかった。物足りなすぎる」と、先発のチャンスを再びフイにしたことにバッサリだった。
『Ruhr Nachrichten』紙も、プリシッチが「2.5」、フランス代表MFウスマン・デンベレとドイツ代表MFマリオ・ゲッツェに「3.5」がついた以外は、「5」が3人、「4.5」が5人、「4」が2人と厳しい評価が並んだ。
最低点は、『Westdeutsche Allgemeine Zeitung』と全く同じ顔触れとなり、香川はチーム最低点が揺るがぬ評価であることを突き付けられた格好だ。
寸評では、「ゲームメーカーの役割を担うはずが、全く試合をコントロールできず。一対一の競り合いでも、ほぼすべてボールを失っていた」と、攻撃面での戦犯といわんばかりの厳しい批判を受けた。
ドルトムントは次節、29日にDF内田篤人所属のシャルケをホームに迎える。