代表監督を務めるなど、ドイツサッカーに大きな貢献をしてきたクリンスマン氏 [写真]=Getty Images
ドイツサッカー連盟(DFB)は3日、DFBカンファレンスにおいて、前ドイツ代表監督のユルゲン・クリンスマン氏をドイツサッカー連盟名誉キャプテンに選出した。ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
ドイツサッカー連盟名誉キャプテンは、現役時代にドイツ代表の選手として多大な実績を残した人物に贈られる。クリンスマン氏は、西ドイツがワールドカップ初優勝を成し遂げた1954年のスイス大会でキャプテンを務めたフリッツ・バルター氏(故人)や『皇帝』と呼ばれたフランツ・ベッケンバウアー氏らと並び、史上7人目の受賞者となった。
現在、アメリカ代表の監督を務めるクリンスマン氏は、名だたるレジェンドたちの仲間入りを果たしたことについて、「今日のことは信じられないし、忘れられない。自分が受賞者の一員になるなんて想像すらしていなかったよ」と喜びを表現。また同日行われた授賞式にはアンゲル・メルケル首相も出席し、「あなたは素晴らしいスポーツ選手、好感の持てる人であり、サッカー界の枠を越えた模範的存在の一人です」とクリンスマン氏への祝辞を述べて、その栄誉を称えた。
クリンスマン氏は、1987年から1998年までドイツ代表のエースストライカーとして活躍。代表通算キャップ数は108、通算得点は歴代6位の47ゴールを数える。1990年のイタリア・ワールドカップやイングランドで開催されたユーロ1996で母国の優勝に貢献した他、監督としても、2006年のドイツ・ワールドカップでドイツ代表を率いて3位入賞を果たしている。
(記事/Footmedia)
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