原口(左)に指示を出すダルダイ監督(右)[写真]=Getty Images
ディーター・ヘッキング監督を解任して以降、ここまで後任監督を模索しているヴォルフスブルクだが、日本代表FW原口元気が所属するヘルタ・ベルリンのパル・ダルダイ監督に接触したようだ。ドイツ誌『kicker』日本語版が4日に伝えた。
ヨス・ルフカイ氏の後任として2014-15シーズンの後半戦からヘルタ・ベルリンの指揮をとっているダルダイ監督は、そのシーズンで一部残留へと導くと、昨シーズンは上位争いを演じたのちに7位でヨーロッパリーグ出場権を獲得。今シーズンもここまで上位争いに加わっている。
『kicker』誌の取材によると、ダルダイ監督は「ベルリンとの契約もタスクも残されている」とコメント。だが、どうやら同監督からも、ヴォルフスブルクのクラウス・アロフスGM(ゼネラルマネージャー)からも、ヘルタ・ベルリンのマネージャを務めるミヒャエル・プレーツ氏に話がいくことはなく、代理人レベルでダルダイ監督は断りを入れたようだ。
これまでにも同監督は、ベルリンでの監督業に非常に満足感を覚えていることを繰り返し強調しており、スタッフとともに理想的な取り組みが行えている上、まだまだ伸び代をもった楽しみなチームを指揮。最近では自身がU-15チームで育てた選手が、トップチームでメンバー入りする姿もみられてきた。
さらにダルダイ監督自身が、現役時代にヘルタで286試合に出場。1999年にはバイエルンからの誘いにも断りを入れてまで残留をしており、現在もスタジアム近くに家族とともに生活。3人の息子たちはヘルタ・ベルリンのユースチームに所属している。
By kicker日本語版