アルミニア戦に先発出場したFW浅野(左) [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ2部第12節が6日に行われ、日本代表FW浅野拓磨とMF細貝萌が所属するシュトゥットガルトはアルミニアと対戦し、3-1で勝利。浅野は先発出場を果たし、60分までプレーした。
前節、カールスルーエ戦で欧州移籍後初ゴールを挙げた浅野。試合を振り返り、「全体的にも悪くなかったと思います。でも、ハーフタイムに守備のところでもっと強く寄せるであったりとか、細かいことを言われました。僕自身意識はしていましたけど、やっぱりもっと高めていかないのかなと思うのと、今日もチャンスがあったので。相手を気にしながらドリブルしてシュートまで行きましたけど、そこの精度は高めていかなきゃいけないなと思います」とコメント。チャンスがありながらも得点できなかったことを悔やんだ。
ゴールこそなかったが、起点を作っていたのではと問われると、「そこは毎試合意識しているところで、監督にも収めるところをすごい細かく言われる。サイドで失わないのがすごく大事で、最初は取られることが多かったですけど、頭を使うというところは少しずつ良くなってきていると思う。起点になるだけじゃなくて、自分もゴールが取りたいですけど」と、プレーに手応えを感じ始めていると答えた。
日本代表は6日から、キリンチャレンジカップ2016と2018 FIFAワールドカップロシア アジア最終予選に向けて、鹿嶋市内で合宿をスタート。浅野は「ここで結果残して日本に帰りたかったなというのは正直あります」と、素直な気持ちを明かし、代表戦への意気込みを語った。
「代表でも毎試合毎試合チャンスは来ているので、しっかり決めて勝利に貢献できるように頑張りたいなと思います。正直、移動の大変さは実感していますけど、代表の中でプレーできるだけで自分の成長には繋がると思いますし、日本でプレーできるという楽しみも自分の中ではある。家族であったり、見てくれる人がたくさんいる中でプレーできるというのは幸せなことなので、毎回ワクワクしながら日本に帰ります」
ヨーロッパで初ゴールを挙げて以降、初めての代表戦となる浅野。「結果を残した上で選ばれる場だと思う。僕としては全然満足できていないですし、納得できてないですけど、あのゴールは自分の中で少なからず自信になりました。代表に行く上で自信をもって臨めるのはいいことなんじゃないかと思います」と、良い形で合流できると自信を覗かせた。
日本代表は11日のキリンチャレンジカップ 2016でオマーン代表と対戦。15日にはW杯アジア最終予選でグループ首位のサウジアラビア代表との大一番に臨む。
By サッカーキング編集部
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