ザンクト・パウリに所属するFW宮市亮 [写真]=Bongarts/Getty Images
脳震とうにより離脱していたザンクト・パウリのFW宮市亮が、衝突時を振り返って「頭をぶつけてからの記憶がない」と明かした。地元紙『ハンブルガー・モルゲンポスト』が報じた内容をドイツ誌『kciker』日本語版が8日に伝えた。
10月31日に行われたブンデスリーガ2部第11節のニュルンベルク戦で先発出場したが、13分に相手選手と衝突し、脳震とうを起こした宮市。それから再び15分ほどプレーしたものの、めまいを感じて再びピッチに倒れ、そのまま病院へと搬送されていた。
『ハンブルガー・モルゲンポスト』紙によると、宮市は「頭をぶつけてからの記憶がない」とのことで、「開始15分の記憶はあるんですけど、あとは全く」とコメント。
病院に搬送されてから、「徐々にはっきりしてきた」とのことで、「でも自分がどこにいるのかさえ分からなかった。とにかく痛みがあって、めまいもひどかったです。過去にも脳震とうを抱えたことはありますが、ここまでひどいものではありませんでしたね」と説明している。
なお、クラブは1日に宮市が3〜5日間の安静が必要と発表していたが、4日から再びランニングを再開。
チームメイトからは、「俺の名前は覚えてるか?ってちゃかされましたよ」と語った宮市は、7日に行われたリーグ戦第12節のヴュルツブルガー・キッカーズ戦を欠場。代表ウィーク明けからの試合出場を目指して取り組んでいくこととなった。
なお、この試合で0-1の敗戦を喫したザンクトパウリは、勝ち点6で最下位脱出ならず、厳しいシーズンが続いている。
By kicker日本語版