ボバディアは負傷の影響もあり今シーズンここまで5試合の出場にとどまっている
宇佐美貴史が所属するアウクスブルクの攻撃陣を語る上で、ラウル・ボバディアの存在は決して看過できない。同選手は負傷のため今季第6~9節を欠場したが、その4試合でのチーム成績は3敗1分。チームメート、監督、ファンの誰もが、ボアディアの必要性を改めて認識したはずだ。
そんな中、ブンデスリーガ独語版は、第10節インゴルシュタット戦でアウクスブルクを5試合ぶりの白星に導いた同選手との独占インタビューを行い、チームと自らの関係、今後の目標などについて語ってもらった。
――インゴルシュタットでは久しぶりに勝ち点を奪いましたね。今シーズン、ここまでの戦いについてはどう評価していますか?
ボバディア まずまず、と言ったところですね。何度か良いゲームもしましたし、大事なポイントを得ることもできました。何人かの選手が負傷してしまうという不運もありましたが、私たちは毎週毎週、すべてを積み重ねています。きっと今季も早い段階で残留を決めることができるでしょう。
――アウクスブルクにとっては、まず残留が第一に来るのでしょうか? それ以上のことは考えないのですか?
ボバディア 最大の目標はもちろんブンデスリーガに残留することですよ。そのために私たちはすべてを出し尽くし、毎日一生懸命汗を流しているのです。この目標にできるだけ早く到達できるように、と。それを叶えることができなければ、他のテーマについて話すことはありません。
――ディルク・シュスター新監督になってから、何が一番変わりましたか? 彼との関係はどうですか?
ボバディア チーム戦術が大きく変わったということはないと思います。新監督の下、まずは守備を強固なものにし、素早い切り替えから、前線にアクセントをつけることを目指しています。監督との関係も良好ですよ。彼からまだ学ぶことがありますし、良い感じですね。
――あなたがアウクスブルクでプレーするようになって4シーズン目です。欧州に来てから、1つのクラブにこれ以上長く在籍したことはありませんね。これほどまでにアウクスブルクと波長が合うのはなぜでしょうか?
ボバディア チーム内の雰囲気が良いだけでなく、クラブ全体に大変居心地の良い空気が流れているのです。そして本当に素晴らしいファンもいますからね。私も困難な時期に直面したこともありましたが、ファンはいつだって私のことをバックアップしてくれました。誰もがクラブのために100%の力を出しているんですよ。アウクスブルクのためにプレーできて、本当に幸せです。
――さて、代表ウィークに入りましたが、来週末のリーグ戦で再び100%になったあなたを見ることができるのでしょうか?
ボバディア 各国代表戦の時期は、チームにとって好都合ですよ。なぜなら私たちにはまだ、けが人がいますからね。次の試合までに、彼らのうち何人かのコンディションが上がることを願っています。それまで、私も勤勉にトレーニングしていくつもりです。そうすれば完璧なパフォーマンスを取り戻せるはずですから。
――次節は本拠地にヘルタ・ベルリンがやってきます。
ボバディア ヘルタはスーパーなスタートを切りましたね。ここまで本当に素晴らしい戦いをしています。しかしホームで勝ち点3を取らないわけにはいきません。もちろん難しいミッションだとは思いますが、情熱と闘志を持って戦えば、ヘルタを倒すことができると信じています。