昇格組のライプツィヒが暫定ながらついに首位に浮上した [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第11節が18日に行われ、レヴァークーゼンとライプツィヒが対戦した。
試合が動いたのは開始わずか1分、左サイドのウェンデルが縦に運び、中央のハカン・チャルハノールに預けると、そのままダイレクトでペナルティエリア内左へスルーパスが出る。そこに走り込んだユリアン・ブラントがゴール前へセンタリングを入れ、ケヴィン・カンプルが押し込んで、レヴァークーゼンが幸先良く先制点を奪った。
しかし4分、ライプツィヒが左CKを獲得し、エミル・フォルスベリがニアサイドに低い弾道のボールを送ると、こぼれ球がユリアン・バウムガルトリンガーの右太ももに当たってネットへ。オウンゴールにより、試合は振り出しに戻る。
すると前半アディショナルタイム2分、左サイドからチャルハノールが裏へロングボールを送り、ブラントが最終ラインを突破。エリア内左から冷静にシュートを決め、レヴァークーゼンが1点をリードを奪い、前半の戦いを終えた。
後半に入り、最初のビッグチャンスはレヴァークーゼンだった。53分、ブラントが相手DFシュテフェン・イルサンカーに倒されてPKを獲得。キッカーを務めたチャルハノールは、ゴール右に蹴り込むが、相手GKペーテル・グラーチの好セーブに阻まれて、追加点の絶好機を逃してしまう。
するとライプツィヒは67分、ナビ・ケイタから自陣でパスを受けたフォルスベリが、そのまま一気にスピードに乗り、エリア手前まで運んだところで豪快なミドルシュート。ボールが不規則に揺れたためGKベルント・レノはパンチングで防ぎきれず、試合は2-2の同点となった。
その1分後、レヴァークーゼンも素早く縦に運び、右からカンプルがマイナスのセンタリング。ゴール右からバウムガルトリンガーが強烈なダイレクトシュートで狙うも、GKグラーチに右手1本でセーブされる。
ライプツィヒは、さらに81分、右CKの跳ね返りをカンプルに拾われるも、再び高い位置で奪い返し、右サイドへ展開。フォルスベリがファーサイドへ蹴ったセンタリングをヴィリ・オルバンが頭で叩きこみ、ライプツィヒがこの試合初のリードを奪うことに成功した。
2度のビハインドを追いつき、終了10分前に値千金の決勝弾を決めたライプツィヒが、このまま3-2で逆転勝利を収め、勝ち点3を獲得した。今シーズン、クラブ史上初のブンデスリーガを戦っているライプツィヒは、開幕から11戦無敗を記録。暫定ながらバイエルンを上回って、ついに首位浮上を果たした。
【得点】
1-0 1分 ケヴィン・カンプル(レヴァークーゼン)
1-1 4分 オウンゴール(ユリアン・バウムガルトリンガー)(ライプツィヒ)
2-1 45+2分 ユリアン・ブラント(レヴァークーゼン)
2-2 67分 エミル・フォルスベリ(ライプツィヒ)
2-3 81分 ヴィリ・オルバン(ライプツィヒ)