試合前に古巣ドルトムントのロッカールームを訪れたDFフンメルス [写真]=Anadolu Agency/Getty Images
日本代表MF香川真司が所属するドルトムントのハンス・ヨアヒム・ヴァツケCEO(最高経営責任者)が、批判の対象となっているマッツ・フンメルスの行動を擁護した。ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
昨シーズンまでドルトムントに在籍し、主将も務めていたフンメルスにとって、19日に行われたドルトムント対バイエルンは初の“古巣対決”だった。その試合前開始前に、ドルトムントのロッカールームを訪れ、かつてのチームメイトやスタッフ達と挨拶を交わしていたフンメルス。その行動には一部から批判の声が上がっていた。元ドイツ代表のローター・マテウス氏もドイツメディア『SKY』の番組中に「そういうことは試合が終わってからやるべきで、試合前は集中力を高めることのほうが大事だ」と苦言を呈していた。
しかし、21日にドルトムントの株主総会に出席したヴァツケ氏は「試合が始まる前にかつての同僚達の元を訪ねるなんて、素晴らしいことだと思う。そうした行動は彼の人としての品格を表している」としてかつてのキャプテンの行動を評価。それだけではなく、一部メディアで上がった批判について、「彼の行動がプロフェッショナルなものではないという意見には不快感を覚える」と反論した。
なお、この試合に0-1で敗れたバイエルンは首位から陥落。ちょっとした行動に批判が集まるのは結果が出なかった故かもしれない。
(記事/Footmedia)
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