ことし5月に負傷で離脱したロイスは約半年ぶりの公式戦で2ゴール1アシストという結果を残した
11月22日、欧州チャンピオンズリーグ(CL)グループリーグ第5戦が行われ、香川真司が所属するドルトムントは、本拠地でレギア・ワルシャワ(ポーランド)と対戦し、8-4で勝利した。この試合で約半年ぶりの公式戦出場となり、2ゴール1アシストの活躍を残したマーコ・ロイスが、90分間の戦いを終えてインタビューに応じている。
――ボールを手に持っていますが、このスペクタクルな夜の記念として持ち帰るのでしょうか?
ロイス はい、これは試合球です。まだここに選手全員のサインをもらわなければなりませんね。このボールを自宅に飾る予定です。
――長期間、負傷で離脱していました。きょうの3得点(※実際には2得点。3得点目は後にUEFAがオウンゴールへ訂正)は、これまでの苦難が報われたということでしょうか?
ロイス 仮にゴールできなかったとしても、きっと良い気分だったと思います。ようやくカムバックできたのですから。もちろん複数のゴールを決め、チームの勝利に貢献できたことは最高です。チームが成功を収めること、それが何よりも大事なことです。
――ピッチに立った時はどんな気分でしたか?
ロイス これだけ長い間離脱していたのですから、本当に特別でした。その瞬間を楽しめましたし、このカムバックのために一生懸命トレーニングしてきたんですからね。
――負傷していた間、忍耐を保つのはどれくらい難しかったのでしょうか? また、自分の能力を再び信頼できるようになるまでどれくらい時間を要しましたか?
ロイス 自信は最初からありましたよ。もし自信がなかったら、きっとワルシャワ戦でグラウンドに立つことはなかったでしょう。けれど、もう過去について話すのは必要ないかと思います。過去を変えることはできないですから。今、私はここにいて、チームの勝利に貢献することができました。ようやく重荷が取れた気分ですし、ただただ、うれしく思っています。コンディションが100%であることは分かっていましたよ。
――きょうはフル出場ですが、それは当初から予定されていたのですか?
ロイス 最近は非常に激しいトレーニングを積んでいました。ですが、半年プレーしていないので、70分過ぎくらいから厳しくなることは分かっていましたね。ただ、状態は良かったですし、全力を出せました。すべてがOKですよ。
――コンディションは万全。すでに視線は次のゲームに向いているのでしょうか?
ロイス 体調は100%だと感じています。ですが、フィットネス状態が完璧に仕上がるまでは、もちろんまだ少し時間が必要です。あと数試合こなさなければなりません。年内は残り6試合。その中で自分がどれくらいプレーできるかは、まだ今後の様子を見てみましょう。これからも厳しい敵が待っていますが、私たちはこれからもコンスタントにプレーし、そして勝利する必要があります。
――ところで、きょうの試合ではワルシャワに4点を奪われてしまいました。
ロイス チーム全体として、守備が良くなかったですね。いずれにしても話し合わなければなりません。ホームで4失点は、当然多すぎますから。
――CLグループリーグ最終戦はレアル・マドリード(スペイン)です。引き分け以上で1位通過が決まります。
ロイス マドリードでの試合の前にも、ブンデスリーガでアイントラハト・フランクフルト、メンヘングラートバッハ(ボルシアMG)という2つの難しい試合をこなす必要があります。もちろんレアルとの試合は本当に楽しみですが、引き分けになることは目指していません。そんなことはこれまで1度もなかったですし、毎試合勝利を目指しています。そして、レアル戦はきょうの試合以上に、しっかりと守備をしなければならないでしょう。