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シャルケ主将ヘーベデス「このクラブを愛している」

2016.12.01

シャルケに15年間在籍しているヘーベデスは、2011年から主将を務めている

内田篤人が所属するシャルケにおいて、ベネディクト・ヘーベデスほど同クラブのメンタリティーを体現する男はいない。すでにトップチーム在籍が約10年、2011年からはキャプテンマークも巻いている同選手は、来たる12月3日、かつての恩師ラルフ・ラングニック氏がスポーツディレクターを務める首位ライプツィヒと激突する。この対決を前に、ブンデスリーガ公式HPが行ったヘーベデスとの独占インタビューの内容は、下記のとおり。

――リーグ開幕5連敗の後、シャルケは公式戦12試合無敗を守っています。この急激な変化はなぜ起こったのでしょうか?

ヘーベデス 合理的な説明はできないでしょうね。サッカーの世界では、自信というものが大きな役割を持っています。もしそれを失ってしまうと、普通のことでさえうまくいかなくなってしまうものです。さらにあの時期の我々には運も欠けていました。しかし、その難しい時を乗り越え、巨大な自信を得るようになってからは、すべてがうまく回るようになっています。

――繰り返しになってしまいますが、では5連敗の後、急に第6節で自信が芽生えたのですか?

ヘーベデス 完全にそうだとは思いませんよ。第2節のバイエルン・ミュンヘン戦での私たちは、悪い試合をしていましたか?

――いえ、悪い内容の試合ではありませんでした。0ー2での敗戦でしたがシャルケのパフォーマンスは素晴らしかったですし、その数日後の欧州リーグ(EL)も1ー0で勝利しています。ですが、その後もヘルタ・ベルリン戦、ケルン戦、ホッフェンハイム戦と負けてしまいました。

ヘーベデス とりわけ私たちがひどかったのは、開幕のアイントラハト・フランクフルト戦とヘルタ戦ですね。しかし私たちも勝ち点1、もしくはそれ以上の勝ち点を得てもおかしくない内容だったと思います。個々のミスにより、そのツケを自分たちで払うことになってしまったのは残念でしたが。ですが、過去のことをほじくり返しても意味はありません。あの時期を乗り越え、シャルケはさらにたくましくなったのです。我々はいつも冷静さを失わず、チーム一丸となって同じ道を歩んでいるんですよ。

――確かに以前のシャルケは試合の中で慌ててしまうシーンがよくありましたが、今は驚くほど全員が冷静にプレーしています。

ヘーベデス 監督やスタッフ、そして首脳陣はいつも正しい言葉を私たちに投げかけてくれますし、私たちのことを信じてくれているのです。そしてファンのみなさんも、私たちが5連敗しようと、落ち着いていました。彼らはきっと、シャルケがどん底から這い上がってくることを分かっていたんですよ。

――5連敗の時、あなたは主将として、チームメートなどに何か特別なことをしたのでしょうか?

ヘーベデス キャプテンという役目を担っている以上、自分のことだけに集中するわけにはいきません。あの時も、そして今も、私がやることは変わりませんよ。つまり先頭に立ち、チームを引っ張っていくことです。

――今季、公式戦19試合中、18試合に出場し、しかもほとんどがフル出場ですね。しかし、先日のELニース(フランス)戦では出番がありませんでした。疲労を癒すために休むことができてうれしかったのでしょうか? それともやはり出番がないことには失望しましたか?

ヘーベデス どちらも当てはまります。もちろん試合に出ることは大好きですから。しかし監督と話をして、もちろん彼の決断を受け入れました。それにニース戦でのチームはとても良い試合をしていましたね。このチームは誰が出ても信頼できる、ということの証明になったと思います。

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