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3位ヘルタは再開初戦で黒星…途中出場の原口、クロスで好機演出も実らず

2017.01.23

途中出場を果たした原口(左) [写真]=Getty Images

 ブンデスリーガ第17節が22日に行われ、レヴァークーゼンと日本代表MF原口元気所属のヘルタ・ベルリンが対戦した。

 約1カ月間のウィンターブレイクを終え、ブンデスリーガが再開を迎えた。16節終了時点で3位と、上々の前半戦を過ごしたヘルタ・ベルリン。2017年の好スタートをきるべく、スタメンにはチームトップスコアラーのボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWヴェダド・イビシェヴィッチらを起用。原口はベンチスタートとなった。対するレヴァークーゼンは、周囲の期待に反して9位で2016年を終えた。今節は、ドイツ代表MFカリム・ベララビが長期離脱から復帰。第2節以来の先発出場を果たした。

 先制したのはレヴァークーゼン。試合開始から12分、右サイドでFKを獲得すると、クロスボールがニアサイドにこぼれる。これにいち早く反応したエメル・トプラクが右足で押し込み、ネットを揺らした。

 1点を追うヘルタ・ベルリンだが、なかなか攻撃の形を作れない。すると35分、レヴァークーゼンのユリアン・ブラントがエリア右を突破し、クロスを上げる。するとこのボールがマルヴィン・プラッテンハルトの手に当たったとしてPKの判定。ビッグチャンスでキッカーを務めたハカン・チャルハノールがゴール左下へしっかりと蹴りこみ、リードを広げた。

プラッテンハルト(中央)の手に当たったシーン [写真]=Getty Images

プラッテンハルト(中央)の手に当たったシーン [写真]=Getty Images

 劣勢のヘルタ・ベルリンは44分、ショートコーナーからジョン・ブルックスがヘディングシュート。これはGKベルント・レノが防ぐが、こぼれ球をヴァレンティン・シュトッカーが左足でゴールへ突き刺した。ヘルタ・ベルリンが1点差に詰め寄ったところでハーフタイムを迎える。

 後半立ち上がりはレヴァークーゼンがペースを握る。迎えた56分、チャルハノールのCKにハビエル・エルナンデスが頭で合わせた。シュートは枠をとらえるが、ゴールライン上でプラッテンハルトがクリア。チーム一丸となって失点を阻止した。

 流れをつかめないヘルタ・ベルリンは66分、原口をピッチへ送りだす。

 すると72分、原口が右サイドへ抜け、グラウンダーのクロスを供給。これをニアサイドのシュトッカーが流し、ファーサイドでフリーとなったイビシェヴィッチが右足でシュートを打った。しかしこれにGKレノがビッグセーブで対応。ボールをキャッチし、得点を与えなかった。

 すると88分、レヴァークーゼンはエリア右奥まで進入したケヴィン・カンプルがチップキックでクロス。これをチャルハノールが右足ボレーで叩き付け、勝利を決定づけるチーム3点目を決めた。

チャルハノール(左)の得点シーン [写真]=Getty Images

チャルハノール(左)の得点シーン [写真]=Getty Images

 試合は直後にタイムアップ。ヘルタ・ベルリンはリーグ再開初戦を敵地で落とすこととなった。なお、原口は試合終了時までプレーしている。

 次節、レヴァークーゼンはホームでボルシアMGと、ヘルタ・ベルリンは敵地でフライブルクと対戦する。

【スコア】
レヴァークーゼン 3-1 ヘルタ・ベルリン

【得点者】
1-0 12分 エメル・トプラクレヴァークーゼン
2-0 36分 ハカン・チャルハノール(PK)(レヴァークーゼン
2-1 44分 ヴァレンティン・シュトッカー(ヘルタ・ベルリン
3-1 88分 ハカン・チャルハノールレヴァークーゼン

By サッカーキング編集部

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