ダルムシュタット戦で大活躍した大迫勇也 [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第18節が28日に行われ、ダルムシュタットと日本代表FW大迫勇也所属のケルンが対戦した。
前節、FW武藤嘉紀所属のマインツとスコアレスドローに終わった7位ケルン。上位陣に食らいついていくためにも、今節は最下位に沈むダルムシュタットから勝ち点3をゲットしたいところ。大迫はリーグ17試合連続となる先発出場を果たしている。
最初にチャンスを迎えたのはケルン。13分、左サイドからのクロスボールをエリア内のアントニー・モデストがコントロールすると、最後はクリスティアン・クレメンスが右足でミドルシュート。しかしこれはGKミヒャエル・エッサーが好セーブを見せ、得点を与えない。
それでも32分、ケルンはFKのこぼれ球を拾ったパヴェウ・オルコフスキが右サイドからクロス。これをニアサイドの大迫が左足のつま先で合わせると、ボールはアイタク・スルにあたってそのままネットを揺らした。オウンゴールでケルンが先制する。
続く37分、ケルンは左サイドからレオナルド・ビッテンコートがクロスを供給。これをエリア内でフリーとなった大迫がヘディングで叩き付け、ゴール右隅に流し込んだ。大迫にとってこの得点が、今シーズンのリーグ3ゴール目。公式戦では通算5得点目となった。
さらに42分には、再び左サイドから上がったクロスに今度はモデストが反応。左足のインステップでボールをミートし、ゴール右下へ突き刺した。ケルンが3点をリードして前半を終える。
後半に入って66分、ダルムシュタットはシドニー・サムがPKを決め、1点を返す。
72分、ケルンのロングフィードをDFスルが自陣でクリアミス。アルチョムス・ルドニェフスにあたってこぼれたところを、大迫が拾ってドリブルで持ち運ぶ。最後はエリア外で右足を振りぬき、GKミヒャエル・エッサーとの1対1を制した。
85分にミロシュ・ヨイッチが得点を決めてリードを広げたケルン。89分にはピッチ中央でパスを受けた大迫が反転からスルーパス。これを受けたアルチョムス・ルドニェフスが冷静にゴールへ流し込み、チーム6点目となった。
試合はこのままタイムアップ。フル出場の大迫は2ゴール1アシストを記録。合計4得点に絡む活躍を見せ、チームを勝利に導いた。ケルンにとってはリーグ第11節以来7試合ぶりの白星となった。
次節、ダルムシュタットは日本代表MF長谷部誠が所属するフランクフルトと、ケルンはヴォルフスブルクと対戦する。
【得点者】
0-1 32分 オウンゴール(アイタク・スル)(ケルン)
0-2 37分 大迫勇也(ケルン)
0-3 42分 アントニー・モデスト(ケルン)
1-3 66分 シドニー・サム(PK)(ダルムシュタット)
1-4 72分 大迫勇也(ケルン)
1-5 85分 ミロシュ・ヨイッチ(ケルン)
1-6 89分 アルチョムス・ルドニェフス(ケルン)
By サッカーキング編集部
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