第19節でそれぞれ今季初ゴールを挙げた原口元気(左)と長谷部誠(右)[写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第19節は3日から5日にかけて各地で行われた。日本代表MF原口元気の所属するヘルタ・ベルリンは4日にインゴルシュタットと対戦。4試合ぶりに先発した原口の開始61秒に決めた1点を守り切り、2017年初勝利を挙げた。
ドイツのスポーツサイト『Sportal.de』は、原口にノルウェー代表GKルネ・ヤーステインとともにチーム最高の「2.5」点を与え、電光石火の先制点が勝利を導いたとした。(ドイツメディアの採点は最高1点、最低6点)
フランクフルトの日本代表MF長谷部誠も貴重な先制点でチームの勝利に貢献。5日のダルムシュタット戦でスコアレスの73分にPKを決め、今シーズン初得点を挙げた。チームは2-0で勝利し、3位をキープしている。
長谷部も、地元紙『Frankfurter Rundschau』から試合後の採点でチーム最高タイとなる「Gut dabei(=良い働き/2点相当)」をもらい、「チームの中心、そして切り替え役を担った」とその動きを称えられた。
ケルンのFW大迫勇也、マインツのFW武藤嘉紀も先発で出場したが、目立った見せ場はなく、ともに後半途中で退いた。
各選手の採点と寸評は以下の通り。
■原口元気
対インゴルシュタット(1-0〇)フル出場
『Sportal.de』
採点:2.5
寸評:「開始すぐのゴールで試合を決定づけた。さらに、終盤はヘルタが牽制攻撃を仕掛けると、原口も参加していた。ヘルタの攻撃陣では文句なしに最も活発なMFだった」
■長谷部誠
対ダルムシュタット(2-0○)フル出場
『Frankfurter Rundschau』紙
採点:Gut dabei(良い働き/2点相当)
寸評:「守備的MFで出場。チームの中心、そして攻守の切り替え役として、最多ボールタッチ数をマーク。試合をコントロールしようとしていた。落ち着きを失わず。それはPKの場面も同じで、冷静沈着に決めた(73分)。ボールキープ力も高く、ほぼノーミスだった」
■大迫勇也
対ヴォルフスブルク(1-0○)先発出場、86分交代
『EXPRESS』紙
採点:4
寸評:「警告を受けたのは余計だった。38分のシュートは大きく外れた。後半にカウンターのチャンスを2度に渡って生かせず」
『Koelner Stadt-Anzeiger』紙
採点:3
寸評:「(前節の)ダルムシュタットでの派手なショーから、日常に逆戻り。見事なボールさばきと豊富な運動量はあったが、ゴールを脅かす動きが少なかった」
■武藤嘉紀
対ホッフェンハイム(0-4●)先発出場、75分交代
『Allgemeine Zeitung』紙
採点:4
寸評:「武藤にとってはいい試合ではなかった。ホッフェンハイムの屈強な3バックを殆ど突破できなかった」
By サッカーキング編集部
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