ハンブルガーSV戦でプレーする大迫(右) [写真]=Getty Images
DFBポカール3回戦が7日に行われ、日本代表DF酒井高徳所属のハンブルガーSVと同FW大迫勇也所属のケルンが対戦した。
ブンデスリーガでは16位に沈むハンブルガーSV。しかし3日のリーグ戦ではレヴァークーゼンに勝利している。リーグ7位のケルンをホームに迎えるカップ戦でも白星を挙げ、勢いをつけたいところ。酒井高徳はキャプテンマークを着用して右サイドバックで先発出場。一方の大迫も、相棒のフランス人FWアントニー・モデストとともにスタメンに名を連ねた。
試合開始5分、早くも試合が動く。ハンブルガーSVはエリア左でフィリップ・コスティッチのヒールパスを受けたジャン・ルカ・ヴァルドシュミットがすぐさま左足でシュート。これはGKトーマス・ケスラーが防ぐが、こぼれ球をギデオン・ユンクが押し込んでネットを揺らした。
1点を奪われたケルンは13分、左サイドからスローインを受けた大迫が反転してエリア内へ進入。そのままドリブルで持ち運ぶが、ここは酒井高徳がスライディングで突破を阻止した。
31分、ケルンはシモン・ツォラーから横パスを受けた大迫が右足ダイレクトでミドルシュート。しかしボールはわずかにクロスバーの上へ外れた。結局前半はハンブルガーSVの1点リードで終える。
後半に入って49分、ツォラーからの斜めの鋭いパスを、大迫がエリア左でトラップ。そのまま左足を振りぬくが、シュートは枠をとらえることができなかった。
その後も同点ゴールを目指すケルン。56分にはツォラーがエリア内で立て続けに右足のシュートを打つが、ヨハン・ジュルーのブロックに防がれた。
対するハンブルガーSVは67分、クリアボールを拾った酒井高徳が中央へカットイン。そのまま左足で縦パスを供給すると、エリア右でこれを受けたヴァルドシュミットが左足のつま先でシュートを放った。しかしボールはポスト右へわずかに外れる。
その後も一進一退の攻防が続く中、ハンブルガーSVが75分に追加点を決める。ピッチ中央でパスカットに成功すると、ユンクとのパス交換からボビー・ウッドがドリブルでエリア内に進入。最後はGKケスラーの位置を見て、ゴール左下へ蹴りこんだ。
2点を追うケルンは79分に大迫をベンチへ下げ、ミロシュ・ヨイッチを投入する。しかし最後までゴールを奪えず、ハンブルガーSVが2-0で勝利。準々決勝へ駒を進めた。なお、酒井高徳はフル出場を果たしている。
By サッカーキング編集部
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