シャルケ戦に先発出場した原口元気(左) [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第20節が11日に行われ、DF内田篤人が所属するシャルケと日本代表FW原口元気が所属するヘルタ・ベルリンが対戦した。原口は右サイドハーフで2試合連続の先発出場、内田はベンチ外となった。
前節、シャルケは敵地で首位バイエルンとドロー。貴重な勝ち点1を獲得した。8日に行われたDFBポカール3回戦のザントハウゼン戦でもしっかりと白星を収め、リーグ戦でも勢いに乗っていきたいところだ。一方、ヘルタ・ベルリンは前節のインゴルシュタット戦で原口が今シーズン初ゴールを挙げ、3試合ぶりの白星を収めた。直近5試合では黒星が先行する苦しい状況だが、なんとか調子を維持したい。
試合は序盤からホームのシャルケがやや押し気味に進める。16分、ナビル・ベンタレブからパスを受けたレオン・ゴレツカがミドルシュート。枠を捉えたかに思われたが、ここは惜しくも右ポストを直撃。先制点とはならなかった。さらに25分にもベンタレブからスルーパスを受けたゴレツカがGKと一対一となったが、シュートはGKルネ・ヤーステインが体を張ってセーブした。
スコアが動いたのは42分。シャルケが高い位置でボールを奪うと、中央のベンタレブが相手DFの裏へ浮き球のパスを出す。これを受けたギド・ブルクシュタラーがワントラップからゴール右下に決め、シャルケが先制に成功した。このまま1-0でハーフタイムを迎える。
後半に入り、ヘルタ・ベルリンは反撃に出たいところだったが、次の得点を奪ったのはシャルケだった。62分、ゴレツカが中央でベンタレブからボールを受けると、ドリブルでエリア手前まで持ち上がり、シュートをゴール左下に決めた。
リードを広げられたヘルタ・ベルリンは70分、エリア左横でパスをカットしたヴェダド・イビシェヴィッチがGKとの一対一を迎えたが、ここはGKラルフ・フェアマンがビッグセーブでしのいだ。ヘルタ・ベルリンは82分に原口を下げてユリアン・シーバーを投入し、まずは1点を返しにいったが、最後までゴールが遠く2-0のままタイムアップ。シャルケが3試合ぶりの白星を挙げた。一方、ヘルタ・ベルリンはリーグ戦2試合ぶりの敗戦となった。なお、原口は82分まで出場した。
By サッカーキング編集部
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