ゴレツカはヘルタ戦の62分、目の覚めるような豪快なミドルシュートを決め、チームを勝利に導いている
2月11日、ブンデスリーガ第20節が開催され、内田篤人が所属するシャルケは本拠地で原口元気のヘルタ・ベルリンと対戦し、2ー0で勝利した。この試合でダメ押し弾となる2点目を決めたレオン・ゴレツカが、90分間の戦いを終えてインタビューに応じている。
――ゴールを決めた後、ギド・ブルクスタラーと一緒にパフォーマンスをしていましたね。ダーツを投げる仕草に見えましたが?
ゴレツカ 誕生日(2月6日)の数日前にダーツ盤をもらったんです。今ではロッカールームでかなりやってますよ(笑) 何人かは、私のサッカー選手としてのキャリアに多少なりとも影響を及ぼすのではないかと心配するほどでした。しかしこのヘルタ戦でゴールを決めることができました。ダーツの投げる仕草は、チームメートへの挨拶みたいなものです。
――最近のロッカールームではダーツが流行っているんですね。誰が一番うまいのでしょう?
ゴレツカ もちろん私です(笑)ダーツに夢中なのはクラースヤン・フンテラー、ブルクスタラー、アレッサンドロ・シェプフでしょうか。
――前半にあった2回のビッグチャンスを決めることができませんでしたが、後半にはようやく決められましたね。
ゴレツカ ハーフタイム中、ロッカールームで私は怒りのあまり、コップを投げつけてしまうほどでした。コンディションは良いのにゴールが取れない、そんな状況は本当に腹立たしいのです。でも、仲間のみんなはそんな私に「3度目は絶対にうまくいくさ」と、温かい言葉をかけてくれました。みんなの信頼に報いることができて、本当にうれしいです。
――ヘルタに対し、非常に良い試合でしたね。あなた自身はどのように考えていますか?
ゴレツカ 私たちは全員がうまく機能していました。試合を通してボールを支配できたのですから。前節バイエルン・ミュンヘン戦でも、それ以前に比べてはるかに良い内容になっていました。守備のオーガナイズに関しては、リーグでもトップクラスのヘルタ相手に、空いているスペースを見つけ、チームとしてゴールチャンスを作りだしていましたね。
――これで監督やスポーツディレクターも勇気を取り戻せたでしょうか?
ゴレツカ 間違いないでしょうね。これから先も、我々はこの自信をうまく結果に結び付けていきたいです。
――順位は11位。つまり、まだ下半分です。これからシャルケの逆襲が始まると考えて良いでしょうか?
ゴレツカ 言うまでもなく、このヘルタ戦での勝ち点3は非常に重要でした。しかし個人的には、「我々が本来のサッカーをすれば、上位のクラブとも対等に戦うことができる」というのを確認できたことが、最も重要ですね。ヘルタのように強固な守備を持つクラブでも、私たちのコンビネーションがうまくいけば、しっかりと戦えるんです。これからもこのサッカーを継続していきたいですね。
――さて、次の試合は欧州リーグ(EL)ベスト32のPAOK(ギリシャ)戦です。
ゴレツカ 非常に熱い戦いになるでしょうね。ヘルタを倒したこの試合のような冷静さを忘れないようにしなければなりません。どんな大会でも100%を出すつもりですし、目標も掲げています。ELでも駒を進めていきたいですね。