主将として勝利に貢献したハンブルガーSVの酒井高徳 [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第20節が10日から12日にかけて各地で行われ、日本代表DF酒井高徳の所属する16位ハンブルガーSVは2位ライプツィヒを敵地で3-0と一蹴。15位に浮上し、降格圏から脱出した。
主将としてフル出場した酒井を、地元紙『Hamburger Morgenpost』は 「ほぼ完璧な内容」と称えた。
同FW大迫勇也所属の7位ケルンは8位フライブルクに1-2で敗れた。フル出場の大迫は一時同点となるゴールの起点となったが、地元紙の採点は「3」と伸びなかった。(ドイツ紙の採点は最高1点、最低6点)
同MF長谷部誠所属の3位フランクフルトは9位レヴァークーゼンに3-0の完敗を喫し、同FW原口元気が所属する6位ヘルタ・ベルリンもDF内田篤人所属の12位シャルケに敵地で0-2と敗戦。地元紙からは安定して高い評価を得ていた長谷部も、今回は低評価に終わった。
唯一の日本人選手対決となったFW武藤嘉紀所属のマインツとMF宇佐美貴史所属のアウクスブルクの一戦は2-0でマインツが勝利を収めた。武藤は70分から、宇佐美は90分から出場した。
各選手の採点と寸評は以下の通り。
■酒井高徳
対ライプツィヒ(0-3〇)フル出場
『Hamburger Morgenpost』
採点:「3」
寸評:とてつもない安定感に信頼感。守備はもちろん攻撃でもシンプルにプレー。ほぼ完璧な内容だった。
■大迫勇也
対フライブルク(2-1●)フル出場
『Koelner Stadt-Anzeiger』
採点:「3」
寸評:相手DF3人の間を抜くパスを(ヨナス)ヘクターに通し、ヘクターが同点弾をアシスト。有効なボールを前線に何本も送った。
『EXPRESS』
採点:「3」
寸評:左サイドで先発も、マルコ・ヘーガーの負傷交代によりボランチに。奮闘したが、まだまだできるはずだ。
■長谷部誠
対レヴァークーゼン(3-0●)フル出場
『Frankfurter Rundschau』
採点:「So lala(まあまあ/4点相当)」
寸評:ここ最近の調子を出せず。ボールを敵に渡してしまうことがあまりにも多く、先制点を奪われた場面では上手く防げなかった。それでも必死にプレーする姿勢は出ていた。
■原口元気
対シャルケ(2-0●)先発出場、82分交代
『Sportal.de』
採点:「4.5」
寸評:右ウイングでいい立ち上がりだったが、その勢いは長続きせず。前半はプレーのテンポを上げる動きが1度、13分のシュートチャンスがあったのみ。後ろのペテル・ペカリクと呼吸が合わず、前半はシャルケの(ダニエル)カリジューリに苦戦する場面もあった。54分に警告を受け、82分にベンチに下がった。
■武藤嘉紀
対アウクスブルク(2-0)70分交代出場
『Allgemeine Zeitung』
採点:なし
寸評:ボージャン・クルキッチに代わり出場。攻撃でまずまずの動きをした。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト