長谷部のPK失敗シーン [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第21節が18日に行われ、日本代表MF長谷部誠所属のフランクフルトとインゴルシュタットが対戦した。
前節、レヴァークーゼンに完敗し、公式戦の連勝が3でストップしたフランクフルト。現在リーグ3位につけているが、首位バイエルン、2位ライプツィヒに食らいついていくために連敗は避けたいところ。降格圏17位のインゴルシュタット戦には、長谷部がリーグ15試合連続となる先発出場。リベロではなく、ボランチとして起用された。
試合開始から攻勢を仕掛けたのはインゴルシュタット。3分にFKからマシュー・レッキーがヘディングシュートを放つと、10分にはマルクス・ズットナーが左足でミドル。しかしいずれも得点には至らなかった。
対するフランクフルトは22分、左サイドでFKを獲得すると、長谷部がキッカーを務める。しかしボールはニアサイドでカットされた。
26分、均衡が破れる。インゴルシュタットは右CKをダリオ・レスカーノが頭ですらすと、ファーサイドへ流れたロマン・ブレジェリーが右足インサイドでミート。ボールはゴール右隅へ突き刺さった。
前半途中からセンターバックへポジションを変更した長谷部。一方でチームは得点を奪えず、33分にはダビド・アブラームが相手へのタックルで一発退場に。苦しい状態のままハーフタイムを迎えた。
後半に入って53分、フランクフルトのアンテ・レビッチが、エリア左でGKマルティン・ハンセンに足をひっかけられてPKを得る。このビッグチャンスで長谷部がキッカーを務めたが、ゴール右下へ打ったシュートはGKハンセンにストップされる。こぼれ球を右足で押し込もうとしたが、これはクロスバーに直撃。長谷部は頭を抱えた。
すると68分、今度はレッキーがエリア内で倒され、インゴルシュタットがPKを獲得。これをパスカル・グロスが思い切りゴール左上へ蹴りこみ、追加点を奪った。
劣勢のフランクフルトは79分、アレクサンダー・マイアーがエリア右から供給したクロスにハリス・セフェロヴィッチが飛び込む。しかしこれもネットを揺らすことができなかった。
結局試合はこのままタイムアップ。フランクフルトは最後まで得点を奪えず、インゴルシュタットに0-2で敗れた。同クラブはこれでリーグ戦連敗。長谷部は最終ラインでタイムアップまでプレーした。
次節、フランクフルトは25日に日本代表FW原口元気が所属するヘルタ・ベルリンと、インゴルシュタットは26日にボルシアMGと対戦する。
【得点者】
0-1 26分 ロマン・ブレジェリー(インゴルシュタット)
0-2 69分 パスカル・グロス(PK)(インゴルシュタット)
By サッカーキング編集部
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