ボルシアMG戦にフル出場したHSVの酒井高徳 [写真]=Bongarts/Getty Images
DFBポカール準々決勝が3月1日に行われ、日本代表DF酒井高徳の所属するハンブルガーSV(HSV)とボルシアMGが対戦した。
2月25日に行われたブンデスリーガ第22節でバイエルンに0-8の大敗を喫したHSV。中3日でホームにボルシアMGを迎え、勝利で嫌なイメージを断ち切りたいところ。酒井は右サイドバックに入り、公式戦5試合連続の先発出場となった。
試合はHSVが主導権を握る。18分、高い位置でボールを奪うと、アーロン・ハントが前線へ浮き球のスルーパス。これを受けたボビー・ウッドがエリア内右に抜け出して右足を振り抜くが、相手GKヤン・ゾマーの好セーブに阻まれる。さらに23分には右サイドからのクロスに、中央のニコライ・ミュラーが右足ジャンピングボレーを放つが、枠を捉えられなかった。
一方のボルシアMGは37分、クリストフ・クラマーが右サイドを強引に抜け出してマイナスの折り返し。ニアサイドのラース・シュティンドルが合わせるが、キリアコス・パパドプーロスのブロックに阻まれた。前半はスコアレスで折り返す。
試合が動いたのは後半に入って53分。ボルシアMGはPKを獲得すると、キッカーのシュティンドルが冷静にゴール右に決めて先制点を奪った。追い付きたいHSVだったが、60分にも再びPKを献上。これをラファエウにゴール左上に決められ、リードを2点に広げられた。
反撃したいHSVは63分、右サイドで獲得したFKから、中央のメルギム・マヴライが頭で合わせるが、シュートはわずかに枠の左。82分にはハントがエリア内右に進入するが、相手DFに潰されてシュートまで持ち込めなかった。しかし、後半アディショナル2分、ゴールキックを最前線で受けたウッドが、そのままエリア内に進入し左足シュート。これがブロックに入った相手DFに当たり、コースが変わってゴール右隅に吸い込まれた。
土壇場で1点を返したHSVだが、時すでに遅し。直後に終了のホイッスルが鳴り、1-2で敗れてベスト8敗退となった。なお、酒井はフル出場している。
【得点者】
0-1 53分 ラース・シュティンドル(PK)(ボルシアMG)
0-2 61分 ラファエウ(PK)(ボルシアMG)
1-2 90+2分 ボビー・ウッド(ハンブルガーSV)
By サッカーキング編集部
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