ブンデス日本人最多出場記録を更新した長谷部誠 [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第23節は3日から5日にかけて各地で行われ、フランクフルトのMF長谷部誠がフライブルク戦でブンデスリーガ通算235試合目の出場を果たし、奥寺康彦氏の持っていた日本人最多出場記録を31年ぶりに更新した。
地元紙からは記録達成の祝福を受けたものの、試合後の採点は敗戦という結果も反映して平均点以下の評価となった。
FW大迫勇也のケルンはバイエルンとホームで対戦。試合は0-3と完敗を喫したが、フル出場の大迫に対して地元紙は「ベストプレーヤー」と高い評価を与えている。
また、ハンブルガーSV主将のDF酒井高徳とヘルタ・ベルリンのMF原口元気が対決。酒井は途中出場、原口は先発し、試合はハンブルガーSVが1-0で勝利した。マインツのFW武藤嘉紀はヴォルフスブルク戦で先発し、後半途中までプレーした。
各選手の採点と寸評は以下の通り。(いずれも最高1点、最低6点)
■大迫勇也
対バイエルン(0-3●)フル出場
『EXPRESS』
採点:3
寸評:「マヌエル・ノイアーが大迫のスーパーへディングをクリア。失点の場面ではハビ・マルティネスにやられた。PKを見逃された。ケルンのベストプレーヤー」
『Koelner Stadt-Anzeiger』
採点:2.5
寸評:「前半に2度のチャンスがあったが、ノイアーに封じられた。ケルンが脅威を与えるほぼ全てのシーンに絡んでいた。先制点を奪われた場面は、背後からやられている」
■武藤嘉紀
対ヴォルフスブルク(1-1△)先発出場、67分交代
『Allgemeine Zeitung』
採点:4
寸評:「まだ背番号10のポジションに慣れていない。奮闘したが結果につながらず」
■長谷部誠
対フライブルク(1-2●)フル出場
『Frankfurter Rundschau』
採点:So lala(=まあまあ/4点相当)
寸評:「安定感をもたらすべく骨を折ったが、追いつかれた場面は状況を把握していなかった。いつものような存在感がなく、アイデアも不足していた。そうした中でも、日本人選手最多となる235試合出場の新記録を達成。おめでとう」
■原口元気
対ハンブルガーSV(0-1●)先発出場、84分交代
『Hamburger Morgenpost』
採点:-
寸評:「彼のベストプレーをチームメートの(ヴェダド・)イビシェヴィッチが台無しにしてしまった。67分の(オンドレイ・)ドゥダとの連係以外は、これといったプレーもなかった」
■酒井高徳
対ヘルタ・ベルリン(1-0〇)73分交代出場
『Hamburger Morgenpost』
採点:4
寸評:「73分から投入されるとすぐにゲームに入り込んだ。ジョーカーとしても適任だった。少しばかり運が足りない面もあったが、彼のような必死さがあれば、いつか必ず報われるはず」
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト