シャルケ戦でマスクを被るパフォーマンスを行ったオーバメヤン [写真]=Corbis via Getty Images
1日に行われたブンデスリーガ第26節のシャルケ戦で、ドルトムントのガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンがゴールを決めた後、ナイキ社製のマスクを被るパフォーマンスを披露した。チームの内外から批判の声が上がっているが、ドルトムントのキャプテンを務めるドイツ代表DFマルセル・シュメルツァーも、今回の件についてはオーバメヤンに厳しい目を向けているようだ。
ドイツ紙『ビルト』の取材に応じたシュメルツァーは、「彼がシャルケとのダービーマッチで点を決めたら、何かをやるんじゃないかという話はチーム内でも出ていたよ。具体的に何をするのかは何も知らなかったけど」と語り、さらに今回のオーバメヤンのパフォーマンスについては「言うまでもなく馬鹿げた行為だ」と言い切った。
所属するドルトムントのメインスポンサーがプーマであるにも関わらず、オーバメヤンが個人契約を結んでいるナイキのPR活動をするのは今回が初めてではない。先月4日に行われたブンデスリーガ第23節のレヴァークーゼン戦でも、側頭部にナイキのマークをかたどった剃り込みを入れたヘアスタイルを披露していた。
物議を醸したシャルケ戦の3日後、ブンデスリーガ第27節のハンブルガーSV戦でも1ゴールを記録するなど、ドルトムントの得点源として絶対的な地位を築いているオーバメヤン。だが、「大事なのは、僕たちが一つのチームであるという感覚を失わないことだ。彼もそれが重要であることは100パーセント、理解している」と語ったシュメルツァーの言葉通り、今後はエースとしての自覚を持った行動が求められることになりそうだ。
(記事/Footmedia)
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