試合前に襲撃されたハンブルガーSVのチームバス [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第29節が16日に開催され、ドイツ北部に位置するライバル同士による伝統の一戦、ブレーメンとハンブルガーSVの“ノルト・ダービー”が行われた。この試合前、スタジアムに向かうハンブルガーSVのチームバスに対して、ペイント弾が投げつけられた。
破裂したペイント弾によって、バスにはブレーメンのチームカラーである緑と白が色濃く付着したという。注目の北部ダービーに先がけて、ブレーメンの警察は警備体制を強化していたところだった。負傷者は特に出ていないものの、今月11日にはドルトムントのチームバスが、チャンピオンズリーグ準々決勝ファーストレグのモナコ戦に向けてスタジアムへ移動していた最中に爆発事件に遭ったこともあり、ショッキングな出来事の直後の襲撃に不安の声が広がった。
試合は開始直後にハンブルガーSVが先制したものの、前半のうちにブレーメンが同点に追いつくと後半にも得点し、2-1で逆転勝利を収めた。ハンブルガーSVに所属する日本代表DF酒井高徳はボランチでフル出場を果たしたが、勝利には貢献できなかった。
By kicker日本語版