フランクフルトが11年ぶりのDFBポカール決勝を目指す [写真]=Bongarts/Getty Images
22日に行われたブンデスリーガ第30節のアウクスブルク戦で3-1の勝利を収めた日本代表MF長谷部誠所属のフランクフルト。公式戦8戦ぶりの白星で弾みをつけ、意気揚々と25日のDFBポカール準決勝ボルシアMG戦に挑む。
アウクスブルク戦後のロッカールームを訪れたペーター・フィッシャー会長は「選手たちは3-1の勝利ではなく、すでにカップ戦の準決勝の話をしていた」と24日付のドイツ紙『ビルト』に明かしている。
さらに、2006年以来となる決勝進出を果たせば、500万ユーロ(約6億円)の余剰収入が見込めるという。経営陣の1人であるアクセル・ヘルマン氏は「来シーズンの予算を大きく増やすことが出来る金額だ」とコメント。今シーズンのフランクフルトは財政的に余裕がなく、補強もレンタル移籍や移籍金ゼロの選手でやり繰りしている厳しい状況。来シーズンもほぼ同じ予算で戦う見通しだったクラブにとっては大きな収入になる。
監督とアシスタントコーチのコヴァチ兄弟にとっては、決勝の舞台であるオリンピア・シュタディオンへの凱旋は「特別な願い」だと言う。「私と弟のロバートはベルリンで生まれ育ったんだ。ベルリンの舞台で戦う決勝が私たちの特別な願いだと言っても、誰もが理解してくれるだろう」。
マネージャーのフレディ・ボビッチ氏は「ボルシアMGの方がプレッシャーがかかっているだろう。彼らにとっては、この試合にシーズンの成功がかかっているだろうからね。私たちは今シーズンの目標に到達したから、失うものもない。でも、今シーズンの対戦はいずれも0-0だったからね。彼も私たちが嫌な相手だと思っているだろう。まあ、言葉ではなく、実際のプレーで見せないとね」と余裕を見せた。
By サッカーキング編集部
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