ドルトムントに所属する香川真司 [写真]=Getty Images
ドルトムントのスポーツ・ディレクターを務めるミヒャエル・ツォルク氏はドイツ誌『kicker』に対して、日本代表MF香川真司との契約延長交渉に臨む考えを示した。同誌日本語版が伝えた。
これまでドルトムント在籍期間において、公式戦181試合に出場し、54得点43アシストとほぼ100点に絡んできた香川。クラブとの契約は2018年まで残っているが、このままでは今夏にも延長か、それとも移籍かの選択を迫られることになる。
そんな中、ツォルク氏は『kicker』誌に対して、延長を目指して香川、そしてその代理人を務めるトーマス・クロート氏と、交渉に臨む考えを認めた。
「これからどうなっていくのか、見てみよう。彼はしっかりとしたプレーを見せている。それは好感が持てることだ。シンジは調子を上げていて、プレッシャーのかかる中でも、そのパフォーマンスを発揮してきたよ」
ただ1つのポイントとして、前任者のユルゲン・クロップ監督時代と比較すると、トーマス・トゥヘル監督下での香川のプレータイムには差がみられることが挙げられるだろう。
出場可能な公式戦のうち、クロップ監督時代では実に8割に出場してきた同選手だが、トゥヘル監督時代では7割。さらにそのうち全出場時間と比較して、香川がクロップ監督の下でプレーしたのは65パーセントであるのに対して、トゥヘル監督下では52パーセントにまで落ち込んでいる。
ただし、これは何も監督だけの問題ではなく、香川自身も思ったようなパフォーマンスを発揮できていなかったという側面もあるだろう。特に今シーズン前半戦(第17節まで)では、リーグ戦5試合の先発出場にとどまり、わずか1アシスト。しかし後半戦から徐々に出場機会を得ていき、第24節で先発すると1アシストをマーク、それ以降出場したリーグ戦6試合は全て先発出場となっており、1得点3アシストを記録している。
By kicker日本語版