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不調に苦しんだミュラー、来季の復調誓う「再び重要な存在に戻りたい」

2017.05.04

ミュラーはすでに来シーズンを見据え、復調への意気込みを語った [写真]=Bongarts/Getty Images

 バイエルンに所蔵するドイツ代表FWトーマス・ミュラーが、苦しんだ今シーズンについてと、今後への意気込みを語った。4日にドイツ誌『kicker』日本語版が伝えている。

 その陽気な発言などから、インタビュアーにとっては嬉しい存在であるミュラー。2009年にブンデスリーガ初得点をマークして以降、常にキャリアは上昇カーブの一途を辿り、チャンピオンズリーグ、ワールドカップ制覇。6度のブンデス優勝、2010年ワールドカップ得点王など、これまで輝かしい実績を残してきた。

「去年はリーグ戦で20得点をマークした。これまでよりもはるかにいい数字だったね。今年も、周囲はそれを期待していたのだろうけど」と語ったミュラー。

 続けて、「そんな状況で前半戦が得点0に終われば、議論に発展しても致し方ないというものさ」と振り返った上で、「でも僕は感情的にならずに、しっかりと分析しようとしているけどね」と述べている。

 今シーズン、リーグ戦では26試合の出場で5得点にとどまっているものの、アシストの数ではブンデス2位となる14を記録している。だが、重要な試合でスタメンを外れることも増えた。

 ミュラーは「前半戦で悪かった自分のせい」と責任を認めつつ、「プレーしたい、重要な試合で役割を得られないときがあった。特に一発勝負のトーナメントでは、監督はベストと考える11人を出すものさ」と悔しさをにじませた。

 それでも、「僕としては、これから再び重要な役割を担える、そんな存在に戻りたい」と、来シーズンに向けて闘志を燃やした。

 なお、その来シーズンからは、元ドイツ代表DFフィリップ・ラームの引退に伴いキャプテンのポストが空くことになるが、「別にキャプテンではなくとも、先頭に立ってチームを引っ張って行く。それは僕これまでにもやってきたことさ」とコメント。

「キャプテン争奪戦なんて起こらないさ」と話すミュラーの視線は、もっと大切なことへと向けられている。

By kicker日本語版

ドイツ最大のサッカー専門誌『kicker』日本語版

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