かつての教え子から性格やエピソードを明かされたトゥヘル監督 [写真]=Bongarts/Getty Images
日本代表MF香川真司が所属するドルトムントのトーマス・トゥヘル監督の去就問題が注目を集めるなか、かつての教え子が同監督の“特異な”性格について語っている。11日付けのドイツメディア『SPORT1』が伝えた。
ハンス・ヨアヒム・ヴァツケCEOとの不仲説や、匿名ながら一部選手からの批判的なコメントが報じられるなど、チーム内での立場が微妙なものとなっているトゥヘル監督。元マインツGKで、かつて同監督から指導を受けたこともあるハインツ・ミュラー氏によると、当時から選手たちの間で“独裁者”と呼ばれていたという。
トゥヘル監督の印象について、ミュラー氏は「執念深くて、根に持つタイプの人だと思った」とコメント。さらに「練習中に気に入らないことがあると、練習が終わってから個人的に呼び出されることもあった。彼は『リスペクト、礼儀正しさ、誠実さ』というのをよく口にしていたけれど、そういった言葉を彼自身が踏みにじっていた」と、同監督の我の強さを示すエピソードを明かしている。
また、ミュラー氏は「今、話題になっていることは、特に驚くべきことではない。彼は気まぐれで奇妙な人だからね」と、ドルトムントで最近起きている問題は、トゥヘル監督の性格を考えると起こるべくして起こったことだと指摘している。
ドルトムントで2年目の指揮を終えようとしているトゥヘル監督だが、最近では今シーズン限りで退任となる可能性も浮上。果たして、一連の騒動に終止符を打ち、信頼を取り戻すことはできるだろうか。
(記事/Footmedia)
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