FOLLOW US

ラーム、現役最終戦へ…恩師が賛辞「バイエルン歴代ベスト11に」

2017.05.16

今季限りでの現役引退を表明しているラーム [写真]=Bongarts/Getty Images

 20日に行われるブンデスリーガ最終節のフライブルク戦が現役最後の試合となる、バイエルンの元ドイツ代表DFフィリップ・ラーム。同選手について、下部組織時代から関わりのあるバイエルンのアシスタントコーチ、ヘルマン・ゲルラント氏がドイツ紙『AZ』に当時の思い出を語っている。

 ラームとゲルラント氏との最初の出会いは2001年。自身が監督を務めていたバイエルンのU-19チーム、ゲルラント氏が当時17歳だったラームをU-17チームから昇格させたのがきっかけだった。

「17歳にしてとてもしっかりしていて、時間厳守で行動できる真面目な子だった。一生懸命、トレーニングに打ち込み、そしてチームメイトの悪口を言ったことは一度もなかった。気取らない性格は今も昔も変わっていないよ」

 ゲルラント氏が語るように、当時からラームは他の選手の模範となるような存在だったようだ。その後、ユースチームからプロの世界に進んだラーム。ゲルラント氏が2009年にトップチームのアシスタントコーチに就任したことから再び師弟関係となり、現在に至っている。

「フィリップは派手なプレーをするタイプじゃない。しかし彼が一度でもドリブルで抜かれたり、パスをミスしたら、『今日のラームはどうしたんだ?』と皆が驚く。そこで我々はようやく彼の並外れたキャリアに気づくんだ。間違いなくバイエルンの歴代ベストイレブンに入る選手だよ」

 ラームが現役引退を発表した際には、「まだ練習や試合で姿を見られるから寂しくない」と本人に言ったそうだが、苦楽をともにしてきた16年来の“教え子”との別れの時が少しずつ近づいている。

(記事/Footmedia

By Footmedia

「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

SHARE

SOCCERKING VIDEO