今シーズンのケルンをけん引したモデスト(左)と大迫(右)[写真]=Getty Images
ケルンを率いるペーター・シュテーガー監督は、移籍が濃厚となったフランス人FWアントニー・モデストの代わりに、日本代表FW大迫勇也をエース後任候補に挙げた。
22日付のドイツ紙『ビルト』によれば、モデストの移籍(約3800万ユーロ/約47億円)はほぼ決定的なようで、それに伴いFWの補強候補もすでに決まっているという。FW武藤嘉紀に所属するマインツのコロンビア代表FWジョン・コルドバと、日本代表DF酒井高徳が所属するハンブルガーSVのアメリカ代表FWボビー・ウッドが最有力のようだ。
しかし、コルドバの場合は2000万ユーロ(約25億円)という移籍金、ウッドの場合は移籍金1200万ユーロ(約15億円)だが、300万ユーロ(約4億円)という給与がネックになっているようで、クラブ内でもまだ決定には至っていないようだ。
休暇先のウイーンから『kicker』誌の電話取材に応じたシュテーガー監督は、「(モデステの移籍の穴を埋める選手を模索している状況に)全然問題ない。すでにしっかりとしたチームの基盤がある。今さら、ひとりの選手が遅れてやってきても、問題にもならないし、パニックになる必要もない」とリラックスしている様子。「トニ(モデステ)が今シーズン25得点も取るなんて期待していなかったよ。まあ、10~15点は期待できる選手だったけれどね。この穴はどうにか埋めないといけないね」。
その中には、大迫のセンターFWもオプションには入っているようだ。「もちろん、狙った選手の獲得という可能性も良いけれど、ユーヤの9番(センターFW)というオプションもあり得るしね」と明かした。
さらに、ケルンはホッフェンハイムからドイツ人FWマルク・ウートを獲得することがほぼ決まっている模様。すでに基盤が固まっているケルンでは、バリーション豊富で柔軟なシステムによりエースストライカーの穴埋めが計算ができているようだ。
By サッカーキング編集部
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