ケルンでの練習に合流したモデスト。だが、合宿はメンバー外となった [写真]=Bongarts/Getty Images
フランス人FWアントニー・モデストが移籍騒動によりメンバー外となった1次キャンプ参加を訴え、13日に裁判所にて話し合いが予定されているケルン。しかし、どうやらこれはキャンセルされることになりそうだ。これまで二転三転してきた天津権健への移籍だが、モデストはついに中国行きを決意したという。ドイツ誌『kicker』日本語版が12日に伝えた。
モデストは以前、すでに天津権健への移籍に向け、メディカルチェックを済ませており、クラブ史上最高額となる移籍金3570万ユーロ(約47億円)も支払われていたという。しかし、それでも同選手は契約解消による財政面でのマイナスを考慮し、移籍を躊躇。クラブも交渉は破談したと発表していた。さらに、妻が中国行きを渋っているとの報道もあり、母国フランスやイングランドへの移籍の噂もあがっていたところだった。
しかし、流れは再び中国行きへ。これまでの経緯から、サインを交わすまで落ち着くことはないが、29歳のFWは最終的に年俸1000万ユーロ(約13億円)以上を手にすることができる中国スーパーリーグへ新天地を求めることにしたようだ。
一度は残留希望を語ったモデストだが、最近では移籍を希望している様子が連日報道されていた。これにより、泥沼化していた移籍騒動も収束へと向かうかもしれない。13日に予定されていた裁判所での話し合いはキャンセルとなり、モデストは中国へと向かうことになりそうだ。
By kicker日本語版