先輩の岡崎や武藤(左)、同世代の鎌田や関根(右)からの刺激について語った浅野拓磨(中央)[写真]=Getty Images
「自然と頑張らないとなって気持ちになる」。シュトゥットガルトに所属する日本代表FW浅野拓磨が、他の海外組から刺激を受けている。
浅野は13日に行われたDFBポカール1回戦のエネルギー・コットブス戦に先発出場。ゴールには絡めなかったものの、クロスバー直撃のシュートや裏への飛び出しなど積極的なプレー見せた。
力が入るのも無理はない。11日にはレスターの日本代表FW岡崎慎司がプレミアリーグ開幕戦でアーセナルから、いきなり初ゴールを記録。さらに12日にはマインツのFW武藤嘉紀もDFBポカール1回戦のリューネブルガーSK(4部)戦で2ゴール&PK獲得で勝利の立役者となった。
この“先輩”たちの活躍に浅野も「他の日本人の活躍もすごく気になる」と意識せざるを得ない。「活躍している選手が多かったので、刺激されるし、自然と頑張らないとなっていう気持ちになる」と奮起していたようだ。
さらに94年生まれの浅野にとって同世代のドイツ移籍もモチベーションの1つだ。今夏は96年生まれのMF鎌田大地がサガン鳥栖からフランクフルトに、95年生まれのMF関根貴大が浦和レッズからブンデスリーガ2部のインゴルシュタットに移籍した。鎌田に至っては6日のプレシーズンマッチで1ゴール3アシストの大活躍を見せ、12日のDFBポカール1回戦エルンテブリュック(4部)で公式戦デビューも飾った。
「同世代の選手が来るのは望んでいた」という浅野は、「日本サッカーの将来のために大事なことだと思う。一緒に頑張っていきたいなと思います」と切磋琢磨を誓いつつ、「特に鎌田もフランクフルトで活躍しているのですごく刺激されます。自分も負けられない気持ちになるので、同世代が入ってくるのはいい意味ですごく自分の力になると思う」とさらに闘志を燃やしている。
文=湊昂大
By 湊昂大