バルセロナ移籍騒動の渦中にあるデンベレ [写真]=TF-Images via Getty Images
日本代表MF香川真司が所属するドルトムントのドイツ代表MFゴンサロ・カストロが、8月18日付けのドイツ紙『フースバル・ビルト』のインタビューのなかで、フランス代表FWウスマン・デンベレのバルセロナ移籍騒動に言及した。
カストロは「チームの中でしっかりと対処する。僕らは彼(デンベレ)に対して、『そんなことはしてはいけない』、『チームに損害を与えている』とハッキリ伝えるつもりだよ」と現在の騒動について思っていることを述べた。
「もし、『他のクラブが僕のことを欲しがっているから、練習に参加しない』なんて選手が言い出したら、サッカー界に全体にとって致命的だ。選手が好き放題できるようになるんだから」
「どうなるかまだ分からないけれど、そのうち彼がチームに戻ってくるようなら、彼の方から僕らにしっかりとしたシグナルを送らないといけない。仮にバルサ行きがうまくいかなければ、彼はドルトムントの選手だ。そうなったら、今後どうなるか様子を見ないといけないね」
さらに、「彼はまだ20歳と若く、全てを自分で決められないことも僕自身の経験から分かっている。でも、ハッキリしているのは、彼は契約を結んでいること。そして、クラブがなによりも重要な存在ということなんだよ」とベテランとして、プロ選手としての心構えも伝えている。
ギリシャ代表DFソクラティス・パパスタソプーロスもドイツ誌『kicker』に、「たった1人の選手がチームよりも偉大だということはあり得ない。彼はそれを理解しないといけない。選手なら誰でもチームのために働かないといけないんだ。それはウスマンにも言える」とコメントしたばかり。
19日のヴォルフスブルク戦でブンデスリーガ開幕を迎えるドルトムントは、チームが集中してシーズンに挑めるよう、ベテラン選手たちが明確な態度を示している。
By サッカーキング編集部
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