ブンデス1部デビューを飾った鎌田(左)と浅野(右)。地元紙の評価は厳しかった [写真]=Getty Images
ブンデスリーガが18日に開幕した。昨シーズン2部優勝で返り咲きを果たしたシュトゥットガルトは19日に、アウェイでヘルタ・ベルリンに0-2と敗れ、黒星発進となった。
この試合ではシュトゥットガルトの浅野拓磨とヘルタの原口元気による日本人対決が実現。浅野はフル出場でブンデスリーガ1部デビューを飾ったが、ゴールに絡む活躍ができず、地元紙の評価も低いものとなった。原口は76分から交代で出場した。
サガン鳥栖から加入したフランクフルトの鎌田大地も、敵地で行われたフライブルクとの開幕戦にスタメンでデビューし、67分までプレーした。チームメートの長谷部誠はフル出場。試合はスコアレスドローに終わった。試合後の地元紙の採点では、長谷部が安定の高評価を受けたのに対して、鎌田は採点対象選手の中でワースト評価。明暗を分けた。
マインツの武藤嘉紀はホームのハノーファー戦でフル出場したが、ゴールは決められずチームも昇格組に0-1で敗れた。
各選手の採点と寸評は以下の通り。(最高は1点、最低は6点)
■浅野拓磨
対ヘルタ・ベルリン(0-2●)フル出場
『Stuttgarter Zeitung』紙
採点:4
寸評:「故郷の日本ではジャガーと名づけられているが、右サイドで爪跡を残せなかった。スピードが武器でありながら、ほとんど相手を抜き去ることができず。ポスト直撃のシュートを放った74分が最大の見せ場だった。他に目立った点といえば、いとも簡単にボールを失うことだった。相手ペナルティエリア内で倒れたところでざわついたが、PKの笛はならなかった(45分)」
■長谷部誠
対フライブルク(0-0)フル出場
『Frankfurter Rundschau』紙
採点:「Ganz Okay」(十分合格/3点相当)
寸評:「リベロとしてボールを出し続け、いつものように慎重だった。ただ、最終ラインからもっと試合を動かしコントロールすべきだったが、この日に関してはそれを求められていなかったようだ」
■鎌田大地
対フライブルク(0-0)先発出場、67分交代
『Frankfurter Rundschau』紙
採点:「Schwächelnd」(低調/5点相当)
寸評:「経験不足で、粘り強さもなかった。当たり負けしたり、ボールを奪われることも多かった。もっと上手くできるだろう」
■武藤嘉紀
対ハノーファー(0-1●)フル出場
『Allgemeine Zeitung』紙
採点:3
寸評:「走って多くの好機を作ることに奮闘。しかし、それが生かされることはなかった。相手選手からも激しいマークを受けていた」
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト