ケルンに完勝したドルトムント [写真]=Borussia Dortmund/Getty Images
ブンデスリーガ第4節が17日に行われ、日本代表MF香川真司の所属するドルトムントと、同代表FW大迫勇也の所属するケルンが対戦した。香川はリーグ戦4試合連続のベンチスタート。大迫は同3試合連続の先発出場となった。
試合は開始直後の2分に動いた。ホームのドルトムントは、アンドリー・ヤルモレンコが右サイドからクロスを送ると、ニアに飛び込んだマキシミリアン・フィリップが頭で合わせてゴールネットを揺らした。新加入のフィリップは移籍後初ゴールとなった。
幸先よく先制したドルトムントはその後もボールを支配。3連敗中のケルンはジョン・コルドバを残し、大迫を含む中盤5枚と4バックで2重の壁を作り応戦する。それでもドルトムントは17分、ロングボールに反応したゴンサロ・カストロの落としを、ピエール・エメリク・オーバメヤンが右足シュートで狙うが、相手GKティモ・ホルンのセーブに阻まれた。
ドルトムントは前半アディショナルタイム1分、右CKでソクラティス・パパスタソプーロスがGKホルンのキャッチミスしたこぼれ球を押し込んでネットを揺らす。一度はGKへのファールでノーゴールとなったが、ビデオ判定により得点が認められ、ドルトムントのリードは2点に広がった。
後半に入ってケルンは大迫のポジションを上げて反撃に出る。逆にドルトムントにもチャンスが増え、58分には右サイドからのクロスに中央のフィリップがヘディングシュート。これはケルンDFルーカス・クリュンターが体を張ってブロックするが、ビデオ判定によりハンドを取られ、ドルトムントにPKが与えられた。
59分、PKキッカーを務めたオーバメヤンがGKと逆のゴール左隅に突き刺し、追加点。さらに直後の60分にも右サイドを抜け出したウカシュ・ピシュチェクからのグラウンダークロスを、中央のオーバメヤンが右足で合わせて、リードを4点に広げた。
ケルンは64分、マルコ・ヘーガーと大迫を下げて、ミロシュ・ヨイッチとフレデリク・ソーレンセンを投入し、5バックに変更した。ドルトムントは66分、ヤルモレンコとヌリ・シャヒンに代えて、クリスティアン・プリシッチとユリアン・ヴァイグルを送り出す。ヴァイグルは右足首骨折の離脱から4カ月ぶりに復帰を果たした。
ドルトムントは69分、エリア手前中央のマフムド・ダフードが相手選手を1人交わしてスルーパス。エリア内左に抜け出したフィリップが飛び出したGKの頭上を越すループシュートを沈め、ダメ押しゴールを奪った。試合を決めたドルトムントは85分、オーバメヤンを下げてアレクサンデル・イサクを投入。9月21日に18歳となるイサクはブンデスリーガデビューを飾った。
試合はこのままタイムアップを迎え、ドルトムントが5-0で完勝。開幕4戦無敗で首位をキープした。敗れたケルンは泥沼の4連敗となった。なお、大迫は64分までプレー。香川には出番が回ってこず、日本人対決は実現しなかった。
ドルトムントは次節、20日にアウェイで日本代表DF酒井高徳の所属するハンブルガーSVと対戦。ケルンは同日に同代表MF長谷部誠とMF鎌田大地の所属するフランクフルトをホームに迎える。
【得点者】
1-0 2分 マキシミリアン・フィリップ(ドルトムント)
2-0 45+1分 ソクラティス・パパスタソプーロス(ドルトムント)
3-0 59分 ピエール・エメリク・オーバメヤン(PK)(ドルトムント)
4-0 60分 ピエール・エメリク・オーバメヤン(ドルトムント)
5-0 69分 マキシミリアン・フィリップ(ドルトムント)
By サッカーキング編集部
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