長谷部(左)と大迫(右)の日本人対決が実現した [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第5節が20日に行われ、日本代表FW大迫勇也の所属するケルンと、同代表MF長谷部誠とMF鎌田大地の所属するフランクフルトが対戦した。大迫は2トップの一角で、長谷部はボランチで先発出場、鎌田はベンチスタートとなった。
試合は20分、相手のパスミスに反応したミヤト・ガチノヴィッチがペナルティエリア内でGKティモ・ホルンに倒され、フランクフルトがPKを獲得。22分、キッカーのセバスティアン・ハラーがGKの動きを冷静に見てゴール左隅に沈め、先制点を挙げた。
反撃したいケルンは27分、大迫がエリア内右でボールを収めてチャンスを作る。落としを受けたレオナルド・ビッテンコートがクロスを送るが、中央のジョン・コルドバのボレーシュートはうまくミートせず、こぼれ球を巡って混戦に。最後はゴール前左のシモン・ツォラーが左足を振り抜くが、至近距離からのシュートは長谷部の体を張った首でのブロックに阻まれ、ゴールに結びつかなかった。
1点ビハインドで折り返したケルンは49分、大迫がエリア内左に抜け出し、フリーでゴール右隅を狙ったシュートを放つが、これは相手GKにキャッチされた。フランクフルトは62分、長谷部からの絶妙なスルーパスで、ティモシー・チャンドラーがエリア内左に抜け出すが、中央へ送ったクロスは相手DFに阻まれた。
1点を追うケルンは66分、大迫からパスを受けたミロシュ・ヨイッチがエリア手前中央から左足シュート、70分には右サイドからのクロスにファーのビッテンコートがヘディングシュートを放つが、いずれもGKルーカス・フラデツキーにキャッチされた。フランクフルトは68分、アンテ・レビッチを下げてジョナサン・デ・グズマンを投入。また、3バックに変更し、ボランチの長谷部は最終ラインの中央に入った。
78分、大迫に決定機が訪れる。左サイドからのクロスは長谷部にクリアされるが、セカンドボールをエリア手前右のルーカス・クリュンターが右足ダイレクトボレー。ボールは相手DFに当たると、ゴール前に詰めていた大迫が右足ダイレクトでシュートを放つが、わずかにクロスバー上に外れ、絶好のチャンスを生かせなかった。
試合はこのままタイムアップを迎え、アウェイのフランクフルトが1-0で2試合ぶりの勝利。ケルンは泥沼の開幕5連敗で最下位脱出は叶わなかった。なお、大迫と長谷部はフル出場。鎌田は出番がなかった。
ケルンは次節、24日に敵地でハノーファーと対戦。フランクフルトは23日にライプツィヒとのアウェイゲームに臨む。
【得点者】
0-1 22分 セバスティアン・ハラー(フランクフルト)
By サッカーキング編集部
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