地元紙は香川のゴールを称賛 [写真]=Borussia Dortmund/Getty Images
ブンデスリーガ第7節が30日に行われ、ドルトムントの日本代表MF香川真司がアウクスブルク戦で決勝ゴール決め、チームにリーグ戦4連勝をもたらした。
香川はブンデスリーガ通算得点数を「38」まで伸ばし、同代表FW岡崎慎司(現レスター)と並んでいた日本人選手最多得点記録で単独トップに躍り出た。
2試合ぶりの先発出場となった香川は1-1の同点で迎えた24分、ボールを奪ったガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンがウクライナ代表FWアンドリュー・ヤルモレンコにつなぎ、香川にパスを出すと、これを鮮やかなループシュートで決め勝ち越しゴールを決めた。香川は81分までプレーした。
新記録樹立の一発で貴重な決勝点を決めた香川だが、地元紙の採点は思ったほど伸びず。
『Westdeutche Allgemeine Zeitung』紙、『Ruhr Nachrichten』紙とも試合後の採点は「3」の平均的な点数がついた。(ドイツ紙の採点は最高1点、最低6点)
『Westdeutche Allgemeine Zeitung』は寸評で「3分に脅威を与えるシュートを放ったが、追いつかれた場面では相手に簡単にクロスを許してしまい、(スペイン代表DF)マルク・バルトラから叱責された。だが、香川は23分、ペナルティエリア手前から特上のループシュートを決め(ミスを)帳消しにした。美しい。実に美しかった」と、失点に絡むミスを犯したものの、それを挽回するシュートが見事だったと称えた。
『Ruhr Nachrichten』は、「この小さな日本人選手は今季ピッチに立つことが少なくなっているが、10日前のハンブルクに続きアウクスブルクでもゴールを決めた。今回は夢のようなゴールだった。ハーフタイムまでは活発に動いていたが、後半に入ると姿が見えなくなっていった」と、香川が与えられたチャンスでしっかりと結果を残していることを伝えた。
By サッカーキング編集部
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