初先発を飾った伊藤に独紙は「当たり」と絶賛 [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第7節が9月29日から10月1日にかけてドイツ各地で行われ、マインツの日本代表FW武藤嘉紀はアウェイのヴォルフスブルク戦でチームに勝ち点1をもたらす同点ゴールを決めた。3試合連続スタメン出場の武藤は、今季3点目。地元紙『Allgemeine Zeitung』の採点でも、元ドイツ代表GKレネ・アドラーら3選手とともに最高点となる「2」をもらっている。(ドイツメディアの採点は最高1点、最低6点)
日本代表DF酒井高徳が主将を務めるハンブルガーSV(HSV)はブレーメンとの「ノルト・ダービー」に臨んだが、両チーム無得点で勝ち点を分け合った。この試合で伊藤達哉がホームのサポーターの前でブンデスリーガ初スタメンに抜擢され、51分まで出場した。『Hamburger Morgenpost』紙は、伊藤にチーム単独最高点となる「2」をつけ、「HSVにとって間違いなく当たり」と絶賛。酒井も「今季1番の出来」とまずまずの評価を受けている。
日本代表FW大迫勇也のケルンは、大迫が今季初ゴールを決めたものの、ホームでライプツィヒに1-2で敗れて今季6敗目。6戦連続先発出場の大迫はフル出場したが、地元紙の採点は「3」と月並みな点数だった。
各選手の採点と寸評は以下の通り。
■武藤嘉紀
対ヴォルフスブルク(1-1)フル出場
『Allgemeine Zeitung』
採点:「2」
寸評:「同点に持ち込むヘディングシュートは見事だった。これ以外にもチャンスがあった。武藤はヴォルフスブルク守備陣に何度か仕事を課したが、相手はこれをほとんどクリアした」
■酒井高徳
対ブレーメン(0-0)フル出場
『Hamburger Morgenpost』
採点:「3」
寸評:「スランプを抜け出すべく試合をこなしている。28分の強烈なミドルシュートはわずかにゴールを外れたが、キャプテンの今季1番の出来だった」
■伊藤達哉(0-0)先発出場、51分交代
『Hamburger Morgenpost』
採点:「2」
寸評:「(マークス)ギスドル監督がサプライズで先発抜擢したが、HSVにとっては間違いなく当たりだった。彼が慣れるのに要したのはわずか5分。その後はチームメイトからボールが集まってくるだけだった」
■大迫勇也
対ライプツィヒ(H)
『Koelner Stadt-Anzeiger』
採点:「3」
寸評:「ケルンの攻撃に厚みを加えた。ゴールも偶然の産物ではない」
『EXPRESS』
採点:「3」
寸評:「絶えずチャンスをうかがっていた。チームの試合運びを充実させ、1点差にするゴールを決めた」
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト