バイエルンの指揮官に復帰したハインケス監督 [写真]=Bongarts/Getty Images
バイエルンのユップ・ハインケス新監督が9日、就任会見に出席。チームの立て直しに向けて抱負を語った。同日付のドイツ紙『ビルト』が伝えている。
会見の冒頭でハインケス監督が「チームは困難な状況にある」と語ったように、バイエルンの現状は本調子とはほど遠いと言わざるを得ない。ブンデスリーガではすでに首位ドルトムントに勝ち点差「5」をつけられ、チャンピオンズリーグ(CL)では先月27日に行われたパリ・サンジェルマンとの第2節で0-3と完敗。グループ首位通過が危ぶまれている。
早急な立て直しが必要な状況だが、ハインケス監督は「まずはチーム内に再び秩序を築かなければならない」とコメント。起用法をめぐって主力選手が不満をあらわにすることが多かったカルロ・アンチェロッティ前監督の頃と同じ轍を踏まないことが重要だと考えているようだ。
さらにハインケス監督は、「チームに変化をもたらすことが重要だ。まず全ての選手と面談を行う。私には明確なプランがあり、それをどうやって進めていくべきなのかも分かっている。選手たちが、自分たちの可能性を再び信じられるようにしたい」とも語り、チーム再建に自信と意欲をのぞかせた。
バイエルンの次戦は14日、ホームで行われるブンデスリーガ第8節フライブルク戦となっている。ドイツサッカー界きっての名将・ハインケス監督が、迷走する王者バイエルンをいかに蘇らせるのかに注目だ。
(記事/Footmedia)
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