出番のなかった香川 [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第8節が14日に行われ、ドルトムントがライプツィヒと対戦した。ドルトムントに所属する香川真司はベンチスタートとなった。
試合はアウェイのライプツィヒに3点を奪われ、ドルトムントは2ゴールを記録するもあと一歩及ばず。リーグ戦初黒星を喫している。出場機会のなかった香川が、試合後のインタビューに応じている。
「完敗だった」チームは「相手にうまく支配されて対処できなかった。ボールの収まりどころも悪ければ、セカンドボールも全く拾えなかった」という。劣勢の中でも出場機会がなかったが「出れなかったことは悔しいけれど、切り替えてやるしかない」とポジティブだ。
PKを与えレッドカードがドルトムントに提示された。「あの時間帯で退場者を出してしまうと、なかなか試合の流れを掴めない」と口にした香川だが、「切り替え」が大事なのを理解しており、「初黒星だけど、チャンピオンズリーグも待っている。そっちに目を向けたい」と語った。長いリーグ戦の中で「こういう相手を乗り越えていかないといかない。もっと自分たちのサッカーを確立したい」と意気込んでいる。
相手のライプツィヒはボールを持たないプレースタイルが特徴的で「身体能力の高い選手が多い」。「去年から形はできていた」チームだけあって、「あれだけの力を出せるのは偶然じゃない。かなり勉強になった」という。さらに自分が入ったら「左側をうまく使う。右は詰まっていたけど、逆サイドはスペースを作れたと思う。特に前半は前の選手をうまく使いたかった」と応えたが、「チームとしての意思疎通がバラバラだった」のが敗因の一つと考えているようだ。
最後に、「今日のような、プレッシャーが連動している強いチーム」とワールドカップ前にやりたいと考えている。ライプツィヒは「外から見ていても本当にレベルが高く、出場したかった」と悔しさをにじませ、日本代表に還元したいとコメントした。
By サッカーキング編集部
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