フランクフルトに所属する長谷部誠 [写真]=Getty Images
ひざのケガにより公式戦2試合連続で欠場しているフランクフルトの日本代表MF長谷部誠が、10月30日から全体トレーニングに復帰しているようだ。地元紙『オッフェンバッハ・ポスト』が報じた。
大衆紙『ビルト』は、ひざの具合が悪く、長谷部が今シーズン限りでの引退もあると報じていたが、それはニコ・コヴァチ監督の言葉が大げさに伝えられたもののようだ。
『オッフェンバッハ・ポスト』紙によると、コヴァチ監督は「ハセベはひざに違和感を抱えている。彼が痛みを抱えているときは、走っている姿を見れば分かるよ」と、痛みを抱えながら練習する姿が気になっているようだ。「私には監督としてチーム全体に対する責任がある。100パーセントではない選手を使うわけには行かないんだ」と直近の2試合の起用法についても説明した。
さらにコヴァチ監督にとって、欧州遠征に臨む日本代表に招集された長谷部がキャプテンという責任から無理をする恐れがあることも、心配の種のようだ。そのため、日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督と話し合う準備もしているという。「我々はできるだけ、ハセベがシーズンの最後まで痛み無くプレーできるように気をつけなくてはならない」と注意を促している。
地元紙『フランクフルター・ノイエ・プレッセ』によれば、トレーニングに復帰した長谷部は、なんとしても11月3日のブンデスリーガ第11節ブレーメン戦での出場を希望しているという。ロシア・ワールドカップが本格的に視野に入ってくる時期となり、ケガを抱える選手本人にとっても、主力選手のコンディションが気にかかるクラブの監督にとっても、難しい状況のようだ。
By サッカーキング編集部
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