FOLLOW US

調子を取り戻すバイエルン、目指すは“原点回帰”…ビダルの放出も検討か

2017.11.14

放出が検討されているビダル [写真]=Bundesliga/DFL via Getty Images

 72歳のユップ・ハインケス監督の就任後、調子を取り戻したバイエルンは着々と“原点回帰”への準備を進めているようだ。

 現在はマンチェスター・Cを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督との摩擦を受け、クラブから距離を取っていた75歳のミュラー・ヴォールファールト医師が復帰するなど、昔ながらの顔ぶれが揃い始めた。

 一方で、選手の獲得計画についても、大きな変化がある模様。ハインケス監督は自身の契約延長を否定しているものの、バイエルンに対して意見を持っているようだ。「バイエルンのようなクラブはスター選手を大金で獲得する必要性も理解できる。しかし、バイエルンのようなクラブこそ、トップレベルでプレーできるような才能のある選手を時間をかけて育てないといけないんだよ」と高級紙『ヴェルト』の中で話している。

 続けて、「(ライプツィヒの)ティモ・ヴェルナーのような選手は、本来なら数年前にバイエルンが獲得しなければならない選手だ。彼はバイエルンでも多くのことを学習できたはずだ」とドイツ国内の才能ある若手選手の発掘に力を入れるべきだ、と持論を展開した。

 ウリ・ヘーネス会長やカール=ハインツ・ルンメニゲCEO(最高経営責任者)も、現在の高騰する移籍金の競争には慎重な姿勢を見せており、旧来のバイエルンのやり方に舵を切ることを示唆している。ハインケス監督は「計画を実行するのは簡単なことではないよ。例えば、若手の才能を見抜く能力を備えたスカウトを見つけ出さなければならないしね」と長年の経験から現場の難しさを説明した。

 そんな中、チリ代表のスター選手であるMFアルトゥーロ・ビダルの移籍も検討され始めたようだ。他の記事によれば、レヴァークーゼン時代から彼のことを知るハインケス監督だが、現在、コンディションの調整ミスなどでパフォーマンスが落ちていることに不満を持っているという。今夏はインテルが5700万ユーロ(約75億円)で獲得を希望していたこともあり、選手の獲得戦略の資金の一部を確保するためにも、放出には良いタイミングだと見られている。

 クラブのアイデンティティを取り戻すべく、バイエルンも本格的に動き出そうとしているようだ。

【PR】「ABEMA」なら
ブンデスリーガが無料視聴可能!

Abemaブンデス

「ABEMA」とは、好きな時間に好きな場所で、話題の動画を楽しめる新しい未来のテレビ。登録不要でブンデスリーガを含む様々なコンテンツを無料視聴できます。

ただし、無料配信は生中継などに限られるため、ご自身の都合にあわせて堪能するなら「ABEMAプレミアム」月額960円(税込)への加入がおすすめ。

  1. ABEMAプレミアムなら、試合後30日間いつでも視聴可能!
  2. 追っかけ再生見逃し配信などうれしい機能が充実!
  3. 初めてABEMAプレミアムに登録する方は2週間無料!

By サッカーキング編集部

サッカー総合情報サイト

世界のサッカー情報を配信する国内最高峰のサッカー総合メディア。日本代表をはじめ、Jリーグ、プレミアリーグ、海外日本人選手、高校サッカーなどの国内外の最新ニュース、コラム、選手インタビュー、試合結果速報、ゲーム、ショッピングといったサッカーにまつわるあらゆる情報を提供しています。「X」「Instagram」「YouTube」「TikTok」など、各種SNSサービスも充実したコンテンツを発信中。

SHARE

SOCCERKING VIDEO