ドイツでプレーする日本人選手の採点が行われた [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第14節が12月1日から3日にかけてドイツ各地で行われた。
リーグ戦6試合白星のない日本代表MF香川真司の所属するドルトムントは、アウェイでレヴァークーゼンと対戦した。先制を許した後に相手チームに退場者が出たことで数的有利に立ったが、ウクライナ代表FWアンドリー・ヤルモレンコのゴールで同点に追いつくのが精一杯。またしても勝利に届かなかった。香川は44分に負傷したドイツ代表MFゴンサロ・カストロに代わって出場し、1人少ない相手に対して攻撃を活性化させたことを評価されている。
日本代表FW浅野拓磨が所属するシュトゥットガルトはアウェイでブレーメンに0-1で敗れた。浅野はスタメン出場したが、2戦連発はならず57分に交代した。地元紙からは「センターフォワードではない」と手厳しくダメ出しされている。
今季まだ勝ち星のない最下位ケルンはシャルケと2‐2の引き分けに終わった。日本代表FW大迫勇也は先発出場したが、2度の警告を受けて後半アディショナルタイムに退場処分を受けた。先制の好機を逃し、終了間際に退場処分となったことから地元紙『EXPRESS』からはチーム最低タイの「5」点をつけられた。(ドイツ紙の採点は最高1点、最低6点)
日本代表DF酒井高徳が主将を務めるハンブルガーSVはフライブルクでのアウェイ戦に臨み、スコアレスドローに終わった。酒井はフル出場、日本人FW伊藤達哉は出番がなかった。
各選手の採点と寸評は以下の通り。
■香川真司
対レヴァークーゼン(1-1△)44分交代出場
『Westdeutsche Allgemeine Zeitung』
採点:「3」
寸評:「相手が1人少ない状況でピッチに立つという特権を享受。ドリブル突破や精確なパスで新たな勢いを与えたのは間違いない」
『Ruhr Nachrichten』
採点:「3.5」
寸評:「カストロと交代で出場したが、数的有利な状況だったため攻撃的MFでプレー。活気を与えると73分の同点ゴールを導いた」
■浅野拓磨
対ブレーメン(0-1●)先発出場、57分交代
『Stuttgerter Zeitung』
採点:「5」
寸評:「30分過ぎにフリーでブレーメンGKと1対1の場面があったが、ここではっきりしたのは、前節ハノーファー戦でのブンデスリーガ初得点は別として“ジャガー”は点取り屋ではないということだ。センターフォワードで起用されたが、そこではスペースがなく、彼の強みであるスピードを生かすことができない」
■大迫勇也
対シャルケ(2-2△)先発出場、93分累積警告退場
『Koelner Stadt-Anzeiger』
採点:「4.5」
寸評:「先制のチャンスを生かせず。見せ場は少なかったが、終了間際にシミュレーションで2枚目の警告を受けたことで目を引いた」
『EXPRESS』
採点:「5」
寸評:「思いがけず先制のチャンスが巡ってきたが、決めることができなかった。シミュレーションで累積警告退場!」
■酒井高徳
対フライブルク(0-0△)フル出場
『Hamburger Morgenpost』
採点:「4.5」
寸評:「光の部分は少なく、陰の方が大きかった。不要なパスミスで度々危ないシチュエーションを招いた」
By サッカーキング編集部
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