バイエルンの守護神として活躍しているウルライヒ [写真]=Getty Images
バイエルンに所属するドイツ人GKスヴェン・ウルライヒは、負傷離脱中の同国代表GKマヌエル・ノイアーが復帰すれば、自身のスタメン落ちは避けられないと考えているようだ。23日付のドイツ紙『ビルト』が伝えている。
今年9月に正GKを務めるノイアーが左足中足骨を骨折して以降、スタメンの座を掴んでいるウルライヒ。2015年夏のバイエルン加入以降、過去2シーズンでリーグ戦6試合の出場に留まっていたが、ビッグセーブを連発してブンデスリーガの前半戦を首位で折り返したチームの主役の1人となっている。
好パフォーマンスを続けていることから、ノイアー復帰後には熾烈なポジション争いが勃発する可能性もある。しかし、ウルライヒの考えは異なるようだ。「バイエルンと契約を交わした時点で、自分が“2番手の存在”だということは分かっていた。マヌ(ノイアー)は世界最高のGKであり、素晴らしい才能の持ち主だから」と語り、あくまでノイアーが正GKとの認識を示した。
さらに同選手は「ずっと定期的に試合に出ていたのであれば、スタメン落ちを受け入れるのは少し難しい」と正直な気持ちを吐露する一方で、「マヌの姿を練習場で見かけるようになって、彼が復帰に向けてより多くのことに取り組み始めたら、僕は“その時”が来たと悟るはずだよ」と語り、再び控えに回ることを受け入ける覚悟があると認めた。
“世界一のGK”との呼び声も高いノイアーからレギュラーを奪うのは決して簡単なことはないだろうが、好プレーを見せ続ければユップ・ハインケス監督も嬉しい悩みを抱えることになりそうだ。
(記事/Footmedia)
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