ドーハ合宿の練習に参加するウルライヒ [写真]=TF-Images via Getty Images
8年連続でカタールの首都ドーハで冬のトレーニングキャンプを行っているバイエルン。内転筋を負傷しているドイツ代表DFマッツ・フンメルスと、膝蓋腱に問題を抱えるポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキはチーム練習参加が見送られ、キャンプ期間中までにフルメニューをこなせるかも不透明なままとなっている。ドイツ誌『kicker』日本語版が3日に伝えた。
そんな中、バイエルンにとって一瞬ひやりとする場面がみられた。ドイツ人GKスヴェン・ウルライヒが練習の最中に右手を負傷。そのままゴルフカートに乗って、その場をあとにしていた。
バイエルンは守護神のドイツ代表GKマヌエル・ノイアーが長期離脱の状況にあり、まだ復帰までにはしばらく時間がかかる見通しだ。そこで代役を務めているのが、ウルライヒであり、ここまで『kicker』採点平均2.79と安定したパフォーマンスを披露。先日発表されたポジション別ランキングでも3位にランキングされていた。
だが、もしウルライヒもまた離脱という事態に陥入れば、バイエルンにとっては大きな痛手となる。なお、前半戦終盤にウルライヒが欠場した際には、今夏に1度は現役引退を表明したものの、ノイアーの負傷を受けて復帰したドイツ人GKトム・シュターケがバイエルンのゴールを守っていた。
ただし、初期診断の結果、ウルライヒは「指を捻挫している」とのことで、スポーツディレクターを務めるハサン・サリハミジッチ氏は「病院で検査を受けている。ただ後半戦のスタートはプレーできるとは思うよ」とコメント。さらにクラブ側から「捻挫のみですんでいた」ことが発表されており、「長期離脱の不安はなく」、練習復帰は腫れの引き具合を見ながらの判断となった。
その一方で、大腿筋を部分断裂したスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラはしばらく離脱が続くことになり、復帰時期は明言されていないが、サリハミジッチ氏は2月末までにはオプションとなるのではとの見方を示している。
By kicker日本語版