2012年からバイエルンでプレーしているハビ・マルティネス [写真]=Getty Images
現在ドーハで合宿をしているバイエルンのスペイン代表ハビ・マルティネスがチームの合流前に『シュポルト・ビルト』のインタビューに答えている。
マルティネスは、自身をドイツに連れてきたユップ・ハインケス監督のバイエルン復帰の噂を微塵にも信じていなかったようだ。
「(ハインケス監督の復帰は)全く信じられなかったよ。引退したと思っていたからね。彼がチームにやって来て、一番初めに僕に聞いた質問は『ハビ、お前のドイツ語はどんな具合だ?』だよ。僕は『監督のスペイン語よりは良いですよ!』と答えたけど、僕のドイツ語はまだまだ。ペップ(バイエルンの前監督ジョゼップ・グアルディオラ氏の愛称)の時にドイツ語にそれほど力を入れてなかったからね」と陽気に話している。
ハインケス監督の就任以来、ボランチでの起用が増えているマルティネス。そのことについては、自身の特徴を活かしてくれる選手起用に満足しているようだ。
「監督は僕の強みを知っているからね。僕が復帰してから最初のトレーニングで、ボランチのポジションに置いてくれたんだ。僕が気持ち良くプレーできるポジションでね。僕は味方をサポートするために、そして相手の攻撃の芽を摘むために、いつ、どこにポジションを取らないといけないかを見極める“眼”を持っているんだ」
新加入のドイツ代表ストライカー、サンドロ・ヴァーグナーについては、対戦した経験から元チームメイトを引き合いに出して評価した。
「ヴァーグナーは、(ユヴェントスのクロアチア代表)マリオ・マンジュキッチを思い出させるよ。彼を敵に回すと『今日の試合は、しんどくなるぞ!』と思ったものさ。彼らのような選手は、敵じゃなくて味方でいて欲しいと思う選手なんだ。同じユニフォームを着るようになってくれて良かったよ」
「W杯に出るためならなんでもする」というマルティネス。そのためには、最も重要となる大会があるようだ。「なによりも重要なのは、僕らのチャンピオンズリーグの成績だね。代表チームの責任者たちは、CLを最も詳しく見ているんだ」
すでに2度ワールドカップの舞台を経験し、ワールドカップイヤーのチャンピオンズリーグの重要性を熟知するマルティネス。信頼の厚いハインケス監督のもと、バイエルンで攻守の要としての活躍が期待されている。
By サッカーキング編集部
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