ドルトムントのスポーツマネージャーのミヒャエル・ツォルク氏 [写真]=Getty Images
現在スペインのマルベーリャでキャンプを張っているドルトムントのスポーツディレクター(SD)ミヒャエル・ツォルク氏へのインタビュー内容をドイツの通信社『DPA』が伝えている。
ツォルク氏にとって、2017年はバス爆破事件や2度の監督交代など、あまりに多くのことが起こった年だったようだ。新年の願いを次のように述べた。
「2018年の大きな願いは、落ち着きが欲しいね。もう少し落ち着きが戻ってくれば、クラブにとっても良いことだと思うよ」
まず、ピーター・ボス元監督の契約については「私たちが全て正しかったとは言えないだろう」と自分たちのミスを認めながら、新監督のペーター・シュテーガー監督について「この短い時間のなかで、雰囲気はだいぶ変わった。周囲や、メディアも含めてね。組織内でも、だいぶ雰囲気は明るくなったよ」と評価した。
また、今冬の移籍市場での動きについて聞かれると、問題は補強よりCLやカップ戦での早期敗退による収入減であることを明かした。
「戦力補強の必要があるのか、調べないといけない。なぜなら、今はどちらかというと、選手が少ないというよりは、多すぎるぐらいだから。あと、チャンピオンズリーグやポカールの早期敗退による収入減も考慮に入れて動かなければならなくなったからね」
そして、噂されているクラブのエースストライカー、ガボン代表ピエール・エメリック・オーバメヤンの移籍の噂については否定のコメントを残した。
「もし、すでに移籍が決まっているとすれば、(株式上場しているドルトムントは)報告しなければならないんだ。でも、そうはなっていない。オーバの噂はもう新しいことでもない。もうイライラすることもなくなったね。もし、噂が本当なら、この数ヶ月のうちに5クラブには移籍しているだろうからね」
一方、2019年に契約が切れるドルトムント市出身のドイツ代表MFマルコ・ロイスの契約延長には慎重な姿勢で挑むようだ。
「彼のような選手をとどめておきたいという願いを持たないことは、軽率ということだ。彼はドルトムント生まれで、クラブへの強いアイデンティティを持ち合わせている。でも、このテーマに関してはまだ話すほど機を熟してないよ。まずは2月に復帰する予定のロイスの2018年の成功と健康を強く願っている。そして、後期を通して良いプレーを見せて、ワールドカップに参加してほしいね」
By サッカーキング編集部
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