移籍の可能性を報じられたスボティッチ(左)とバルトラ(右) [写真]=Bongarts/Getty Images、TF-Images/Getty Images
MF香川真司が所属するドルトムントは15日、スイス代表DFマヌエル・アカンジをバーゼルから獲得。22歳のセンターバックと2022年までの契約を結んだ。
DF補強に成功したドルトムントだが、2選手が退団する可能性が浮上しているという。ドイツ誌『kicker』日本語版によると、セルビア代表DFネヴェン・スボティッチとスペイン人DFマルク・バルトラが他クラブへ移籍する可能性があるようだ。
報道によると、ドルトムントのペーター・シュテーガー監督は新戦力のアカンジに対し、先発出場を確約するようなことはしていない。既存の守備陣を評価しているうえに、22歳と若い同選手には適応のための時間が必要だとも考えている。
シュテーガー監督はアカンジについて「プレッシャーをかけるつもりはない。彼がしっかりと落ち着けば、彼もオプションの1人ということになるよ。彼の能力はわかっているからね。明るい若者で落ち着きもある。それはいいことだ」とコメントしている。
若きセンターバックに期待がかかる一方、スボティッチとバルトラには移籍の可能性があるようだ。同誌によると、スボティッチには多くのクラブからの接触があるという。フランス紙『レキップ』によると、サンテティエンヌが移籍先の最有力候補となっている模様だ。
またアカンジの加入によって出場機会が減少する可能性があるバルトラにも、スペインへの復帰を考えているという。『kicker』は「ファンやチームメイトらから愛される同選手の移籍となれば、プレーのみならず人間性という点でもドルトムントにとって痛手となりそうだ」と記している。
果たして、ドルトムントDF陣の顔ぶれに変化が生じることはあるだろうか。今後の動向に注目が集まる。
By kicker日本語版