香川真司は鮮やかなボレーで先制点を記録した [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第20節が27日に行われ、MF香川真司が所属するドルトムントはフライブルクと対戦した。香川は6試合連続で先発出場を果たした。また、アーセナルへの移籍が噂されており、2試合連続で招集外となっていたエースのピエール・エメリク・オーバメヤンもこの試合では先発メンバーに名を連ねている。
9分、ゴール前の混戦からこぼれてきたボールに対し、ゴール前まで上がっていたウカシュ・ピシュチェクがシュートを放つ。これはフライブルクのディフェンスにブロックされるが、そのこぼれ球を香川が鮮やかなバイシクルボレーで合わせ、今シーズンのリーグ戦5得点目を記録。ドルトムントが幸先良く先制に成功した。
フライブルクも21分に反撃に出る。ペナルティエリア内に走って縦パスを受けたヤニク・ハベラーがゴールラインギリギリで折り返すと、ニアサイドに入り込んだニルス・ペーダーゼンが至近距離から押し込んだ。切れ味のある攻撃を見せたフライブルクが、試合を振り出しに戻した。
前半のうちに追いついたフライブルクは、68分に意外な形から再び試合を動かす。ドルトムントがパスを回している場面で鋭いプレッシングをかけてボールを奪ったペーダーゼンが、意表を突いたロングシュートを放つ。いきなりの一撃に虚を突かれたGKのロマン・ビュルキは、枠内に飛んできたボールをクリアしきれず。頭脳的なプレーを見せたペーダーゼンのこの試合2点目となるゴールで、アウェイチームが試合をひっくり返した。
フライブルクの集中した守備に苦しめられ、このまま試合終了かと思われた後半アディショナルタイムにドルトムントが意地の反撃を見せる。アンドリー・ヤルモレンコが右サイドからクロスを上げると、ディフェンスが跳ね返したボールがジェレミー・トリアンのもとへ。これにダイレクトで合わせたボレーシュートがゴールネットを揺らし、ドルトムントが土壇場で同点に追いついた。
試合終了間際の得点で黒星を免れたドルトムントは、これで後半戦開幕から3試合連続のドローとなった。先制点を挙げて2試合連続ゴールを記録した香川は、このゲームでもフル出場を果たしている。
ドルトムントは次節、2月3日にFW大迫勇也が所属するケルンとアウェイで対戦する。
【得点者】
1-0 9分 香川真司(ドルトムント)
1-1 21分 ニルス・ペーダーゼン(フライブルク)
1-2 68分 ニルス・ペーダーゼン(フライブルク)
2-2 90+3分 ジェレミー・トリアン(ドルトムント)
By サッカーキング編集部
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