バイエルンが、元ドイツ代表MFバスティアン・シュヴァインシュタイガーの“送別試合”を実施すると発表した。27日付のドイツメディア『スポーツビルト』が伝えている。
シュヴァインシュタイガーは、バイエルンの下部組織出身の33歳。2015年夏にマンチェスター・Uに移籍するまで、同クラブで17年間にわたってプレーした。在籍期間中には、トップチームで公式戦342試合に出場。ブンデスリーガ8回の優勝をはじめ、数々のタイトル獲得に貢献した。
現在はMLS(メジャーリーグ・サッカー)のシカゴ・ファイアーに所属しているが、3年前にバイエルンを退団した際には記念のセレモニーが行われていなかったという。そのため、同クラブは“送別試合”としてシカゴ・ファイアーとの親善試合を企画。今回、正式発表に至った。なお、試合は8月28日にバイエルンの本拠地アリアンツ・アレーナで行われる。
シュヴァインシュタイガーは送別試合の開催発表にあたって、「残念ながら、僕らはまだ“さようなら”を言えてなかった。8月28日に皆とまた会えるのを楽しみにしているよ」とコメント。古巣のサポーターやかつてのチームメイトとの再会を心待ちにしていると語った。
また、バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲ会長も「彼はこのクラブのファミリーの重要な一員だった。それはこれからも変わらないだろう。彼のようなクラブの功労者のために試合を企画して、“ありがとう”と伝えるのは当然のことさ」とコメントし、シュヴァインシュタイガーがバイエルンで築いた偉大なキャリアに敬意を表した。
シュヴァインシュタイガーは試合当日、前後半で別々のチームに入ってプレーすることになるという。バイエルンが生んだ偉大な司令塔がかつての同僚とどんなハーモニーを見せるのか、今から楽しみだ。
(記事/Footmedia)