バス爆破事件から奇跡的に復帰を果たしたバルトラ [写真]=Getty Images
ドルトムントに所属するスペイン代表DFマルク・バルトラが昨年4月に起こった、バス爆破事件で当事者として裁判に参加し、事故当時の様子を振り返った。イギリス紙『デイリーメール』が29日付で伝えている。
昨年の4月11日、ドルトムントのチームバスは予定されていたチャンピオンズリーグ(CL)のモナコ戦のスタジアムに向かう途中で3度の爆発に襲われた。爆発に巻き込まれたバルトラは右手首の骨折と診断され、ガラスの破片を取り除くための手術を受けている。その後15日には退院し、1カ月の療養期間のあと無事復帰を果たした。
目撃者として法廷に現れたバルトラは弁護士と共に、以下のような声明発表し、事故当時の心境を振り返っている。
「恐怖でいっぱいで、人生について考えていた。本当に死ぬんだとおびえていたよ。もう二度と家族の顔を見ることができないと思っていたんだ」
バルトラは今シーズン、ブンデスリーガで12試合に出場。復帰後は元気な姿を見せると共にチームに貢献している。ちなみに、逮捕された28歳の容疑者は今月、ドルトムント州の裁判所に、「攻撃を行ったが、誰かを殺すか傷つけるつもりはなかった」と語っていた。
By サッカーキング編集部
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